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コーヒーを買ったら、豆だった

家に帰って、買ったコーヒーを出したら、豆だった。棚からは、粉を手に取ったはずなのに。

売場には、セルフで豆を挽く機械があったが、1度レジを通したものをまた持ち込むのは、私には勇気がいった。

しょうがない。
ミルを買おう。

年末のことだ。
自分へのクリスマス・プレゼント。
新しい年が、豆を挽いてコーヒーを淹れられるような、余裕のあるものでありますように。

買ったら、noteの記事でおすすめされているものだった。たまたまだったが、ちょっとうれしい。

早速試す。
粗さはねじで調節するらしい。
おそるおそる、少しだけゆるめる。

ハンドルを回すのは、思いの外、力が必要だった。洗ったミルが乾くのが待てなかったので、粉が刃につく。しかもかなり細かい。

ねじをゆるめるべきか?
だんなさんとの協議の結果、今回はこのまま決行となる。
長男が、おれにもやらせてとやって来る。さすがに、力がある。

フィルターにセットし、お湯を注ぐ。
……なかなか落ちていかない。
考えてみれば、粒が小さいからだ。


みんなでがんばったコーヒーは、かなり苦かった。スキでよく飲むのに、知らないことがたくさんあった。


その後、試行錯誤して、こんなもんかなというところにたどり着く。いろいろ、はかりながら淹れると、また違うようだが、それはおいおいの話だ。


それにしても、確かに粉を、かごに入れたはずなのに。

もう少しのんびりしたら?
コーヒーからのメッセージだったのかもしれない。

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