見出し画像

【不定期連載エッセイ:二進も三進も行かないVol.13】 帰国して2年

去年の3月の初投稿のリキャップシリーズのラストとしてこれを”帰国”というタイトルで下書きに残していたのだけど気が付いたら2年が経っていました。タイムイズファストを見に染みて感じています。

今読むとだいぶ痛々しい想いの数々が散りばめられていて知らない鳩尾の横下みたいなとこがブルってなる。恥ずかしさに耐えられなくなったら古い順に消していくけど、なんとなく躊躇した上で残したりこうして追加して文字を上げ続けている自分はもうすでにちゃんと痛々しいのでしょう。
普段は監視者の自分が一つ一つの行動を嘲笑うのに、こういった行動にはブレーキがかかりにくかったりするのでとっても面倒です。ちゃんと仕事してください。

その投稿において書ききれなかったことを小出しにしようなんて思っていながらその時々書いてみようと思ったことを優先した結果、結局手をつけずに日本に帰ってきて2年が経ってました。
イヤホンの充電を確認しようと左にスワイプしたらiPhoneの写真フォルダが気を利かせて帰国した実家で最初に食べた納豆ご飯の写真を見せてきて「この日から2年です!」的なことを言われた。
煽られてるのかと思った。
いつも飯の写真を撮る人に対して見返さないのになんで撮るのだろうと思っていて、見返すとしても見てどうするのよと思っていて、ご飯の写真を撮ったのは人生でこの時くらいなのに、実りのない2年のお知らせついでにお前これ撮ったの忘れてないからなと抑え直されたような感情でした。
こういう気持ちになるからご飯の写真なんか撮らないほうがいいのだ。

正直、メモが”帰国”だけだったのでどんな内容を書こうとしてたのか思い出せもしないのだけど、おそらく帰国した理由について書こうとしてたんだと思います。今としては別に誰も興味ないだろと分かるのだが自分で始めたことだし、これくらいちゃんと終わらせようと思います。

当時帰国した理由は主に二つあって、’若いうちから早めにラジオの仕事をしたい気持ち’と’自分の運転が難しくなったこと’でした。

この’自分の運転が難しくなったこと’については自分にとって整理がついたタイミングでしっかり書くか話すかしたいと考えています。別にそんな大それたことではないのですが、どちらにせよどっかに出さないと僕が振り払えないので、ボンバーマンスタイルでいつか誰かに投げちゃいます。

’若いうちから早めにラジオの仕事をしたい気持ち’につき動かされてきた2年でしたが、当初の予想通り全く甘くない日々でした。今も。
都内周辺やちょい遠いかなくらいの放送局に履歴書送りつけたり、メールしたり、DMしたりしましたが、そりゃ急に大学生から連絡きても返事もこないよなという状態で、今は募集していないとかの返事をくれるだけでもありがたく思えていました。
そしてなんだかんだご縁あって最近ついにラジオ局でアルバイトをさせていただけるようになりました。実ってきていると捉えて良いのだろうか。
時間がかかってようやく現場スターティングブロックに足をかけれたところで、これからどうやってゴールするかを考えながら走らないといけません。今年で23歳になってしまうので、サッカー選手基準で歳を考えてしまうともう若くありません。ベリンガムが年下なこととか信じたくないのです。
そんなことしなくても若くないかもしれません。それなりに経験があってもおかしくない歳でようやく開いた道は賢く距離を稼いでいく必要が僕にはあるので、少し先を見据えながら今を精一杯生き切りたいと思ってます。

また先の目的地が出来たのでこの2年の節目で一旦この気持ちは供養します。意味のないことには本当に意味がないわけではないということはだんだんとわかって来ている今日この頃です。

ちなみにこの間久々にIELTSを受けたのですが、失った能力が多すぎて悲しくなりました。帰国する際はすぐに何かしらのわかりやすい資格をとっておくことをお勧めします。
ヴォイニッチ手稿が題材の文章でテンションが上がりつつも内容が難しすぎて好きだった子に後追いで振られた気分で向き合いました。
テストとかに使われるような話だっけあれ。もうナオキマンを見て今日は寝るっ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?