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発酵食品を積極的に摂ろう!

腸内環境を整える為には「生きたまま腸に届き、腸内環境を整え、体に良い働きをする微生物を含む食品」をしっかり摂ることです。具体的に言うと乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌が入ったヨーグルトや乳酸菌飲料、納豆、味噌などです。これらは発酵食品です。

よく「生きたまま腸に届き・・・」と表現されるだけに、「ヨーグルトなどの発酵食品を食べると、その菌が腸内で増殖・定住し、健康に良い働きをしてくれる」というイメージを持つ方が多いです。しかし実際にはその微生物たちがそのまま腸内に定着するということはほとんどありません。

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では、意味がないのかといったらもちろんそうではありません。乳酸菌やビフィズス菌を含んだヨーグルトを食べると、確かに善玉菌は増えやすくなります。ただしそれは生きた微生物が腸に届き、増殖するからではありません。生きた乳酸菌やビフィズス菌は代謝を行い、乳酸や酢酸を生産します。

そして生産されたそれらは腸壁に刺激を与え、運動を活発化させることで定期的な排便を促してくれます。すると便秘解消につながり、腸内は善玉菌が優勢になります。

さらに乳酸や酢酸は腸内を酸性に傾け、アルカリ性を好む悪玉菌を抑制してくれます。このような流れで生きた乳酸菌やビフィズス菌は私たちの腸内を改善してくれるわけです。

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まとめ
①発酵食品は腸内環境を整えてくれる
②食品としてはヨーグルト・乳酸菌飲料・納豆・味噌など
③食品から摂取した善玉菌は腸で増殖・定住するわけではなく、乳酸・酢酸を生産することで健康に導いてくれる。


◆本日の美容・健康豆知識
プロテインは美容の強い味方!

前回はタンパク質が美容に良いことについて述べました。しかし残念なことに日本人はタンパク質を取りにくい食生活・文化になっています。

逆にパン・白米・麺類は溢れかえってますし殆どの日本人が毎日のように沢山食べています。これらは全て糖類(炭水化物)です。日本はタンパク質不足で糖類過多の文化というわけです。

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ですからよっぽど意識しない限り、糖質を抑えタンパク質を十分にとるというのは困難になります。肉類・大豆食品・卵などを毎日しっかり摂るのはなかなか続きません…。そこで強い味方が「プロテイン」です。

最近は女性にもプロテインが浸透してきて「飲んだら筋肉がついて、ごつくなっちゃうのでは」という人も減ってきています(実際ごつくなりません)。

近頃では良質なプロテインが安価で売られていますのでサプリ感覚で飲むことができます。是非、お試しください。次回はプロテインの選び方や飲み方を書きますね。

参考:辨野義己,腸を鍛えれば頭がよくなる,マキノ出版,2014