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快便と睡眠の関係

腸内環境を良くするには、睡眠習慣がとても大切です。健康な腸は寝ている間も働き、朝にはS状結腸(大腸の主要部分である結腸の末端にある部分)まで便が送られます。 朝起きてすぐにコップ一杯の水もしくはヨーグルトなどでも良いですが、胃に水や食べ物が入るとそれがスイッチとなって便意を催し、排便という流れになります。つまり朝起きたタイミングで何かを口に入れ、排泄するのが理想的な排便タイムなのです。 その為に必要なのが十分な睡眠時間です。睡眠時間が短いと腸の活動時間も短くなり、朝起きた

    • 腸内環境を整えたいなら1日1万歩のウォーキングをしよう

      腸内の乳酸菌を元気にする方法として ・援軍となる乳酸菌をしっかり摂ること ・乳酸菌の働きをサポートする食物繊維やオリゴ糖などを摂ること が必要です。それらに加えて「乳酸菌の棲みかである腸そのものを整える生活習慣を身に付ける」ことも大切です。腸の状態が良くなれば乳酸菌が快適に働けるようになります。腸に良いものを体内に取り入れる「外からの整腸」と腸そのものを良くする「中からの整腸」があります。今回は後者について述べたいと思います。 最初に身に付けてほしい生活習慣は、1日1万歩の

      • 乳酸菌効果を最大に引き出すためのQ&A②

        みなさん、今回も前回に引き続きQ&A方式でチェックしていきたいと思います。 Q 朝昼晩でお勧めの乳酸菌の摂り方はある? A ヨーグルトを一日に1個食べるだけでも良いと思っていますが、朝昼晩に1品ずつ、乳酸菌を含む食品を加えると良いと思います。例えば朝は味噌汁、昼は漬物、夜はヨーグルト、みたいな感じですね。 Q ドリンク型と固形型のヨーグルトはどちらが良い? A ドリンク型でも固形型でもヨーグルトに含まれる菌種・菌数が同じなら、効果も変わりません。ですからお好みで選択してい

        • 乳酸菌効果を最大に引き出すためのQ&A①

          みなさん、今回は今までのおさらいもかねて乳酸菌効果を高めるための食生活についてQ&A方式でチェックしていきたいと思います。 Q ヨーグルトを食べるのに最適なタイミングは? A 食前より食後に食べるのが効果的です。しっかりした食事でなくてもフルーツや野菜など軽く何かを食べた後に食べるのが良いでしょう。 Q ヨーグルトは朝昼晩いつ食べるのが良いの? A 特にありませんが、習慣化するためには少なくともいつかは決めておくのが良いでしょう。昨日は朝、今日は夜などばらつきがないように

        快便と睡眠の関係

        • 腸内環境を整えたいなら1日1万歩のウォーキングをしよう

        • 乳酸菌効果を最大に引き出すためのQ&A②

        • 乳酸菌効果を最大に引き出すためのQ&A①

          加齢と乱れた食生活が乳酸菌を激減させている

          数々の病気や問題を解決してくれる心強い味方、乳酸菌ですが私たちの体の中の乳酸菌たちは残念なことに加齢とともに減少していきます。乳児期に100億以上いた乳酸菌たちは放っておくと50代を迎えるころには1億、なんと100分の1にまで減少してしまうのです。 乳酸菌が減って腸に元気がなくなると免疫力が下がって病気になりやすくなったり慢性的な便秘、あるいはアレルギー症状が悪化するなど体に様々な悪影響が現れてきます。 健康で長生きするためには今お腹にいる乳酸菌を育てて増やし、補充してい

          加齢と乱れた食生活が乳酸菌を激減させている

          食生活に取り入れたい食材たち

          本日は美容・健康のために、普段の食生活にぜひとも取り入れていきたい食材たちをご紹介します。 ①玄米・全粒粉パン 現代人は当然のように精白米や精白小麦のパンを食べていますが、本来丸ごと食べられるものはそのまま摂ったほうが栄養バランスは優れています。日常の主食を玄米や全粒粉パンにすれば食物繊維が豊富で善玉菌が喜ぶことは間違いありません。 ②野菜 腸内環境を整えるためには過度な肉食を避け、食物繊維が豊富な野菜を多く摂りましょう。野菜は苦手という方は、野菜スープなどにして食べやす

          食生活に取り入れたい食材たち

          朝に飲むおすすめの特性ドリンク

          前回の記事でヨーグルトについて書きましたが、ヨーグルトの食べ方は砂糖を入れずそのままがいいでしょう。プレーンが苦手だという方はハチミツやきな粉、小豆あんなどにオリゴ糖や食物繊維が入っているので加えて食べるのもお勧めです。 また、果物やシリアルを入れて食べるのもいいでしょう。なお、ふかしたサツマイモを入れるのもお勧めです。サツマイモは食物繊維が豊富なので便秘改善にも適しています。便秘の人に試してもらったらヨーグルトだけを食べたときよりも、食物繊維の多い食物と一緒に摂取したほう

          朝に飲むおすすめの特性ドリンク

          ヨーグルトは1週間食べて見極める!

          さて、前回の記事で発酵食品の摂取がいかに大切かというお話をしました。今回はその中でも代表的な食品であるヨーグルトについて述べていきます。 日本国内で販売されているヨーグルトや乳酸菌飲料は7000種類以上あると言われています。どれを選べばいいのか、迷ってしまいますね。 最近ではトクホ(特定保健用食品)と呼ばれる「国が定めた基準を満たし、健康への効果の表示が許された商品」が多くあります。トクホであれば健康的!と安直に考えてはならないのですが、一つの目安にはなります。 ヨーグ

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          発酵食品を積極的に摂ろう!

          腸内環境を整える為には「生きたまま腸に届き、腸内環境を整え、体に良い働きをする微生物を含む食品」をしっかり摂ることです。具体的に言うと乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌が入ったヨーグルトや乳酸菌飲料、納豆、味噌などです。これらは発酵食品です。 よく「生きたまま腸に届き・・・」と表現されるだけに、「ヨーグルトなどの発酵食品を食べると、その菌が腸内で増殖・定住し、健康に良い働きをしてくれる」というイメージを持つ方が多いです。しかし実際にはその微生物たちがそのまま腸内に定着するとい

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          理想的な大便を出す「3つの力」

          理想的な大便を出すためには次の3つが必要です。 ① 大便を作る力 ② 大便を育てる力 ③ 大便を出す力 まず、①の「大便を作る力」とは良い大便の元になる食べ物をとっているかどうかということです。それはずばり豊富な食物繊維です。食物繊維の役割は単に食べかすとして大便のかさを増やすだけではありません。大便が腸内に滞在する時間を最適にするという働きもあるのです。 大便は腸内に長く滞留すると水分が失われ硬くなってしまいます。逆に滞留が短すぎると下痢になります。食物繊維がそれを最適

          理想的な大便を出す「3つの力」

          「大便を見ること」が健康になる第一歩

          このnoteでは腸内環境を整えることこそ美容・健康の秘訣です!ということを述べ続けてきました。でも、今の自分の腸内環境なんてどうやったら分かるの?病院とかに行って検査しないといけないの?と思うかもしれません。勿論、病院での検査が最も良いですがもっと手軽に日々の腸内環境のチェックができる方法があります。それは日々「自分の大便をチェックすること」です。 え?自分の大便をチェックするって・・・。と不安に思われなくても大丈夫です。専用のキットなどが無くても大便を見るだけで色々なこと

          「大便を見ること」が健康になる第一歩

          味噌汁を多く飲む女性は乳がんになりにくい

          肥満の人には肝臓がんが多いことが知られています。実験で肥大化させたマウスは肝臓の老化が早くなりました。そしてそのマウスに抗生物質を与えて悪玉菌を死滅させると肝臓がんの発生率が低下することもわかっています。従って人間でも同様のことが起こる可能性が高く、腸内環境の改善によって肝臓がんの低下につながることが期待されています。 乳がんも腸内細菌が関係すると考えられています。2004年に米ワシントン大学などの研究チームが次のような調査結果を報告しています。乳がんが見つかった2296名

          味噌汁を多く飲む女性は乳がんになりにくい

          「肉食女子」は肌もおなかも悪化する

          ここで言う肉食女子とは、勿論「恋愛に積極的な女子」という意味ではなく「肉を食べるのが大好き」というストレートな意味での肉食女子です。 2012年に森永乳業が「独身女性と肉食調査」という面白いアンケートの調査結果を発表しました。20~40代独身OLの450名を対象に食生活について聞いたものです。 この調査では下記のことが分かりました。 ①独身OLの47.1%が「1日1食以上」毎日肉食派 ②①のうちの48.9%の女性は「1日100g以上」の肉を食べる ③好きな肉料理は多い順に

          「肉食女子」は肌もおなかも悪化する

          便秘は肌荒れからがんまで引き起こす

          女性の悩みの中でも最も多いものの一つに便秘があります。便秘で困ったことがない方は、ほとんどいないくらいです。そして便秘といえば肌荒れの原因に・・・と言うことも有名ですよね。しかしそれだけではなく実は体に様々な悪影響を及ぼし、がんの原因になる事もわかっています。 私たちの腸にはたくさんの菌がいます。2つに分けると「善玉菌」と「悪玉菌」です。食品中の糖類を分解して乳酸やアルコールなどを作る(発酵させる)のが「善玉菌」。タンパク質やアミノ酸を分解して硫化水素やアンモニアなどを作る

          便秘は肌荒れからがんまで引き起こす

          腸が若い人ほど「外見・脳」も若い!

          腸が若々しいほど、脳の老化も進みにくいことが研究結果でわかっています。以下、研究で分かったことを書きます。 あなたの腸は老化していませんか?今すぐチェック! ①固有名詞・漢字が出てこない ②何をしようとしていたのか忘れる ③会話に「アレ」「ソレ」が多い ④新しいことが覚えられない ⑤物を置き忘れる ⑥アイデアが浮かばない ⑦簡単な計算ができない ⑧物事を決められない どうでしょうか?半分以上当てはまったあなたは気を付けないといけません。 因みに腸年齢が若い人の共通点は ①

          腸が若い人ほど「外見・脳」も若い!

          おなかの調子で「気分」が変わる。腸は免疫の王様

          腸と脳の関係 「ああ、あまりに心配でおなかが痛くなってきた」という経験はありませんか。これってよく考えると不思議ですよね。でもこれはなぜ起こるのか研究でわかっています。脳がストレスを感じると腸に悪影響が出るのです。さらに、最近の研究ではその逆…つまり「腸が悪いと脳にも悪影響がある」ことが分かっています。すごいですよね。 「過敏性腸症候群」という病気があります。これは下痢や便秘、腹痛などが慢性的に起こるものです。(つらい・・・!)この病気では腸が知覚過敏になり、わずかな刺激にも

          おなかの調子で「気分」が変わる。腸は免疫の王様