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一流を知るって素晴らしい

はじめに

ついに我が自転車にカーボンのホイールをつけちゃいました。いやぁ、憧れのカーボンホイール、いつかはつけたいカーボンホイール。
って訳で、その感想を嫌味にならない程度に書いてみたいと思います。

買うまでの道のり

そもそもロードバイクといわれる自転車を買ったのが、かれこれ3~4年前。グンニャリ曲がったオンダフォークに一目惚れしてフルカーボンのアイツを手に入れました。イタリア産まれのアイツです。
で、半年くらい乗ったところで専用のシューズとソレ用のカチャッとくっつくペダルに変えた後は、ずーっとそのまま乗ってたんです。
が、自転車屋のオヤジに言われ続けた「ホイールをカーボンのちょいディープなのに変えたらあとはいじる所ないよ」って言葉が引っ掛かり続けた3年間、ついに清水の舞台から飛び降りる覚悟で、「カーボンホイールが欲しいんです」の台詞をそのオヤジにぶつけたのが、今月のアタマでした。
自分の中ではカーボンホイールっていったら、いろんなメーカーからいろんなグレードが出てて、カタログかなんか見ながらそれぞれの長所短所やウリなんかを値段もまじえてお話ししながら決めるのかと思っていたら、時代の流れなんでしょうか、「当店でリムブレーキのホイールはフランスのコレとコレだけになっちゃった」なんて。で、「コッチは値段は張るけど最高だよ、どうする?」って割と早い段階でというか、初手からすんなり選択枝を絞ってくれました。どうやら時代的にディスクブレーキの自転車が主流になってきたので、リムブレーキのホイールはそもそもあまり出回ってない様子。とはいえ超一流メーカーのトップモデル、しかも信頼のおけるオヤジの推薦、さらにココで値段で日和ったら絶対にあとで後悔するって思ったら、「じゃぁ、その最高の奴ください!」って言っちゃいました。支払いはもちろんカードで…。オヤジの「別の自転車買ったってくらい変わるから後悔しないよ。」って台詞は果たして本当なんだろうか…。

乗り心地

買ってすぐに乗りたいのはやまやまでしたが、次の週末までガマン、ガマン。以前のチューブのタイヤより空気圧が低めで良いチューブレスレディのためなのか、はたまた最高のホイールのおかげなのか、平坦、登り、下りどの場面でも上質。オヤジの言ってた「別の自転車」って台詞が掛け値なしで本当だったってのが、ひと漕ぎ目から感じられる。「なんてスウィートなんだ…」って言葉が自然に口からこぼれ落ちた時に、私はニヤニヤが止まらないのでした。
ひと漕ぎ目の軽さが秀逸。路面のひび割れ程度の段差はタイヤが吸収。登りは当然軽さが際立つ。下りや平坦でも速度が速くなってきた際のホイール周囲での抜け感というか切り裂く感じというか、そういうのが勘違いじゃないレベルで圧倒的に感じられる乗り心地でした。
「一流を知らなければ二流や三流のモノはわからない」とよく母に言われていましたが、まさにそんな感じ。今まで乗ってた状態だって決して悪いモノではなかったはずなのに、このセットアップを知ってしまったらもう元には戻れません。「たぶんこのフレームはこのホイールを求めてたんだろうな」ってくらいしっくりと相性よくまとまっているのでした。

ちょっとだけ心配

チューブレスレディのタイヤの扱いにまだ慣れてないのだと思いますが、空気圧がすぐに抜けちゃうのが心配です。自転車屋のオヤジ曰く「1ヶ月くらい乗ってればなじむから大丈夫」とのことですので、ひとまず経過観察です。オヤジが言ってるんだから心配ないでしょ。

おわりに

ホイールが軽いとこんなに違うものかと目からウロコな体験でした。同じ距離を走った際の、脚の疲労感が全く違うので、今後は走行距離が伸ばしていけそうです。平均ペースも上がりました。だって流してても今までよりスピード出てるし、スピードが落ちないんだもん。実際に買う瞬間は金額にちょっとビビりましたが、買ってみたら大正解でした。ありがとうございました。

まとめ

最高の体験に払うお金は高くてもその価値があるよ。ってこと
今月のカードの請求には再度ビビりました…。

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