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機能不全家庭、機能不全家族(2010年)

機能不全家庭で育てば脳への適切な刺激は行われず、対人関係も崩れ易く鬱状態などにもなり易くなると思う。そして鬱状態の時に学校や社会から更に追い込まれる事も多いように思われる。
色々と調べ始めた当初、機能不全家庭から起こる情緒障害の症状と発達障害の特徴に似ている点を感じた事があった。
機能不全家庭の問題は、過去には母原病やアダルトチルドレンという言葉や内容が流行った時期があり、その流れで現在は発達障害が流行っているように思われる。

脳への適切な刺激や臨界期などという視点から、脳の発達に凸凹が生じ易くなるように思える。この為に普通とは変わった性格などが形成され、良くも悪くも個性的な変人が誕生するように思われる。
機能不全家庭で育てば発達課題を正常にクリアする事は難しく思い、そういう視点からすれば「適切な発達を促されなかった」という事で、発達障害と呼べるように思えるが、この場合は現在の発達障害とは捉え方が違くなるように思える。

機能不全家庭の増加について戦後の資本主義による競争社会の激化が大きく関係しているように思われる。
地域社会で行っていたらしい子育てが競争の激化などの問題により、核家族化などを生み親の負担が増加したようにも思える。
親と言えども万能では無く得意な面もあれば苦手とする面もある。その苦手とする面も全てを各家庭で対処する事となり、負担が増加した影響から機能不全家庭を招き易い環境になったように思える。
他にも経済的な面なども影響している事は大いにあるとは思うけれども、片親家庭も増加しており、片親家庭にて子供への虐待が多い例を考えてみると経済面なども含め親の負担が増加した結果の虐待にも思える。
色々な要因により子育てが大変し難い環境という印象をとても強く感じる。


2010年12月17日 記

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