最近読んで面白かった本
最近読んで面白かった、為になった本を感想を交えながら紹介します。
ジャンルは小説、ビジネス本、漫画の3ジャンルに分けています。興味のあるジャンルだけでも見ていっていただけますと嬉しいです。
小説
☑️いけない - 道尾秀介
自分がミステリ小説にハマったきっかけになった道尾秀介さんの作品。
一冊の中で4章構成になっていて、章ごとに主人公が変わっていきます。
ある町のなかで起きた出来事が書かれていて、一見関連がなさそうな出来事が話が進むにつれて全て繋がっていく群像劇になっています。
面白いなと思った仕掛けがあって、1章ごとに謎を残したまま話が進んでいくのですが、章の最後のページに写真が載っていて、それをよくみて分析すると謎が解けるという構成になっています。
特に3章のオチが秀逸で、謎に気付いた時に鳥肌が立ちました。
☑️とわの庭 - 小川糸
盲目の女の子「とわ」が主人公の物語。
お母さんと二人暮らしで愛情をたっぷり注がれて育ち、幸せに過ごしている「とわ」。表紙からもほっこりしたファンタジーのお話なのかな?と思っていたら、途中から不穏な展開になっていきます。
家がゴミ屋敷と化し、ゴミに埋もれて死にかけていた「とわ」が生きるために初めて家を飛び出すと、予想だにしない世界が広がっていました。
いい意味で期待を裏切られた作品になっていました。上記で書いてあることに、「え?」となった方は楽しめるかなと思います。
「目が見えていない方が世界を真に見ることができるのでは?」という感想を持ちました。
☑️正欲 - 朝井リョウ
最近映画化もされた話題の作品です。
「多様性ってなんなんだろう?」と考えさせられる内容になっていました。
多様性とは、なにをもって多様性というのか?受け入れられるということが当事者にとって「いいこと」だとは限らないし、積極的に触れずに「そういう方もいるんだな」と、心の中で思うだけではいいのでは…?という気持ちにさせられました。
ストーリー的にも面白いのでおすすめです。
ビジネス本
☑️書く習慣 - いしかわゆき
「何か文章を書くのって身構えてしまうけど、難しいこと考えずに気軽に書こうよ!!」って背中を押してくれる本になっています。
自分は文章力が無いので、巧く書こうとすると書けなくなってしまうことがあるのですが、「巧く書くのが本質じゃないよね」って気づかせてくれました。こちらを読んでからはできるだけ気持ちを入れた文章を書こうと意識するようにしています。
著者の「いしかわゆき」さんはnoteでも執筆されているのですが、読んでいて面白い記事が多いです。ぜひのぞいてみてください。
☑️DIE WITH ZERO - ビル・パーキンス
タイトルの通り、”資産を0にして死のう”と謳っている本。
何か参考になる具体的なノウハウが載っている本というより、作者の思いがずらーっと書かれているという印象の本でした。
著者が一番伝えたいこととしては「人生で一番大切な仕事は、思い出づくりです。最後に残るのは、結局それだけなのですから」という部分だと思います。
それは解っているつもりではいたんですが、本の中で何度も強く訴えられるとハッとさせられることもありました。
自分は節約意識なども割とある方なのかな?と思っているのですが、「明確な目的もなくお金を貯めて”今”を犠牲にするのはどうなのか」というのを考えさせられました。”今”しか経験できないことに対しては積極的にお金を使っていこうかなと思います。
最近GACKTさんがXでポストしていた内容にこの本の全てが詰め込まれているように感じました。
漫画
☑️ダンダダン - 龍幸伸
連載当初からずっと追いかけている作品。アニメ化も決定していて、ご存知の方も多いかと思いますが、ジャンル分けが難しい作品です。
それがこの漫画の大きな魅力になっていて、敵や味方?として出てくるのが、「妖怪、幽霊、宇宙人、UMA、怪獣」など何でもアリになっています。基本バトルものなのですが、主人公とヒロインのラブコメ要素も入ってくるので、ハチャメチャです。
ストーリーが面白いのも勿論ですが、作者の「龍幸伸」さんの画力が圧倒的で見開きを見るたびに「すげぇ…」となります。書き込みの量が凄くて、週間連載、ほぼ休みなしで掲載しているのが信じられないレベルです。
ジャンプ+で毎週火曜日に更新されるのですが、初回は無料で読めますので、ぜひ一読いただきたい漫画になっています。超おすすめです。
以上です!!
上記で挙げた本以外にも色々読んではいるんですが、特に印象に残った本をピックアップして紹介させていただきました。気になる本が一冊でもあれば嬉しいです。
また読んだ本がたまってきたら紹介したいと思います。
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