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山登りしたエフゲニーマエダの視点。④

いやーーーーー超ロングドライブでした!

北極圏的な異界景色を体験するためとはいえ、最近山登りすぎじゃね?と思い始めてるおいら氏。

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今回は北海道の函館近郊に位置する活火山、駒ヶ岳(1131m)でっす!
札幌からここへ向かう行程250kmないし300kmがこれが長いの長いの。。。

海沿いをロングドライブする長万部あたりでもう運転飽きに飽きてました。

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駒ヶ岳は地元人からすると午前中にヒョイ!っと登って降りられるぐらいのThe散歩!なレベルの山らしいです、ハイ。
まぁ形はなだらかな形状ですしねぇ。

おいら的感想だと、初っ端の上り苦行異世界天国の2面展開で広がっているイメージでした!

・・・だいたい山ってそんなもん?笑

■モノとか。

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スズメバチの巣みたいな溶岩。これ駒ヶ岳の登山道でめちゃめちゃ見れた。
樽前山とかでは逆になかった。駒ヶ岳の溶岩の特色なんだと思う!

おもしろい!美しい!

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岩の中にさらに違う岩石が閉じ込められてる感。
やっぱり駒ヶ岳の岩石は特色があっておもしろいなぁ〜と!

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金庫岩。

おいらが名付けました。めっちゃ真四角の岩!!
噴火の時にこの真四角の岩が吹っ飛ばされてここにドッスーーーン!と落ちてきたと思うと、火山のエネルギーってすごいんだなぁ、、、と。

地球≒熱エネルギーに感動。

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日本庭園みたいな、ハナゴケ絨毯に突き出た岩の上に違うコケが生えてる図。岩の上にも3年って言葉を思い出しました。

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マリモ並みにめっっっちゃ丸いコケ玉!!

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まんじゅう玉みたいでもうみんな必死に撮ってたw
なんでこんな形になるんやろ!?と。。。


■植物とか。

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キク科ヤマハハコ!!
学名はAnaphalis margaritaceaだそーです!

駒ヶ岳で初めて見たし、葉っぱがラベンダーっぽかったのでシソ科かな?と思ったけどキク科だった。。。

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ヤマハハコベイビー。
山の上ってこんなに小さくても開花までイケちゃうのね!と神秘感じる。。。

そもそも周囲の構成樹であるヤマハンノキやカラマツも背丈が低いので、光条件の競争にさらされないからなんだと思う。
草原地とは違って阻害となるイネ科もほぼ生えてないので!

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ラベンダーっぽいヤマハハコ。
葉っぱ白いし、見た目ほぼラベンダーっすよ。

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コケの上のヤマハハコ。
これも草丈が10cmくらいしかないかわいいやつだった。

コケの根元って保湿されてるから、他植物の水条件で見ても良い場所なのかもしれない。

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これぞ道南にきた!って感じをさせてくれるトクサ(Equisetum hyemale)!!
駒ヶ岳のふもとのキャンプ場にわんさか生えてました。
天然のヤスリということもあり、せっかくなので爪の表面をツルツルにする美容アイテムとして活用させていただきました♪

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めっさ美しく撮れた、樽前山でおなじみシラタマノキ(Gaultheria pyroloides)でっす!

なんか南米にも近しい種がいて、同じく火山の森林限界以上で生えるらしいんですけど、味はないけど甘いのでサバイバルフードダだヨ!って紹介がなされてました。

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駒ヶ岳は道中の登り道にももちろんたくさん生えてるんですが、火口原の岩礫地に腐るほどわんさかドッサリ生えてました。

なんなんだろう、駒ヶ岳って事細かく噴火歴のある活火山なんですが、すごい荒地にしか生えないんですかね?シラタマノキって。

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ハナゴケ(Cladonia rangiferina)!!!

イオウゴケなんじゃないか?とも仲間と話してたんですが、イオウゴケと一緒にいた株をみていたらしいです。イオウゴケもいました!

これ育つ=成長するのにめっちゃ時間かかるらしいです。

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このハナゴケ、山頂付近というか火口原にめっちゃ生えてるんですよ。(景色とか。で写真後載)
シラタマノキと一緒に景観を作ってる感じで、もうとにかく地面の色を変えるくらい生えてる。

そしてもぐとパリパリしててサンゴみたいに硬いんですよ。そして中身が空洞。形態がおもしろすぎる。

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目を疑ったけど、カラマツ(Larix kaempferi)の稚樹でっす!
ロシアのシベリアとかアムールの方ってほぼこいつで森を作ってるわけなんですが、めちゃ寒くなる環境だとそもそも育つ時期も短いのでこんな小ささに。
僕らの暮らす平地ではのびのびと真上に伸びるんですが、寒い高山かつ栄養の乏しい高山ではこの有様。
枝の数からしてこの背丈でも3〜5年は経っているよ。

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おそらく晩に凍結したと思われる泥のかたまりに生えるピンク色のベビーキノコ!
よく見るとすっごいちっさいカビ類キノコ類がわんさか覆ってます。

■景色とか。

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札幌から中山峠を通って向かったので、エゾ富士こと羊蹄山のまん前を通ったよ。なのでしっかりカメラを活用!
この山1800mあるんですが、このシリーズの初回で登ったんですよ〜。

こういう夜景撮影の寄り道ばっかしてたので結果的に3時間半で着く旅程が5時間ぐらいかかってた。後悔。

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登りが終わったところで函館市を眺めて見たよ!
モヤがかかってるけど、しっかり函館山(10万ドルの夜景のアソコ)が見えてるね!

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フィルターガシガシ丸。世紀末感な写真が撮れて大満足!!
この案内柱の傾き具合とか、錆つき具合とか!


■北極圏!!

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これぞ待ちに待って望んだ、ツンドラ・北極圏的景色!!

この岩と低木類のほか何もない空虚な景色こそ楽しみの目的なんですよ!
なんか都市から逃げるように這い出て行き着いた地の果てってストーリー性が感じられてとても好き。

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これむしろ砂漠だよね。アリゾナとかネバダ州の砂漠だよねこれって景色もありました!

北極圏のみならずアメリカ旅行までしていたとは俺。。。

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「腐った抹茶ラテ」と命名したこのワンショット。
コケと藻類と白玉ベリーと。Theツンドラ!な景色!

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これもカラフルなツンドラ的景観!いいねぇ。。。美しい。




若い人がどんどん減る地元【三笠市】もついに人口7000人台目前。 朝カフェやイベントスペースを兼ねたラベンダー園で今いる住民を楽しませ、雇用も生み出したい。そして「住みよい」を発信し移住者を増やして賑やかさを。そんな支援を募っています。 畑の取得、オイル蒸留器などに充てます。