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【蒸留日記vol.62】いきなり青×ヨモギでブレンド蒸留してみる回!

あうあう

■Materials & Method

素材調達!

帰り道の道中、セイヨウノコギリソウの天然大株と遭遇!

たまたま仕事帰りの道で白く開花した花冠をつけたセイヨウをもっさりみっけたので、よし君に決めたッ!!ってことで、路駐して出会って4秒で収穫。

まぁ4秒で蒸留メニューを思い立ったワケです。笑

見渡すとすぐ見つかる背の高くなったオオヨモギも同時に収穫

ヨモギってスースー香る和ハーブじゃないですか。
でセイヨウノコギリソウも同じ香りではありませんが薬っぽいスースー感のある西洋ハーブです。
なのでアロマブレンド的には不和ではないよなーと思い一緒に持ってきました。

で、狙い。

ブレンド蒸留での狙い。

ノコギリソウかヨモギ、どちらか素材の油分が多い方に、片方の素材がなじんで水蒸気単体で精油成分が蒸し出されるよりも、片方の素材が持つ精油成分が溶剤のような役割を果たすと見込んでブレンド蒸留の実験回としました。

素材をできるだけ細かく刻む

では去年の通りにアキレアは茎もろとも細かくします。

いやーこの茎を庭バサミで刻むのがすごいタイヘン。指の皮がめくれるんですよ。やや痛め。。。

アキレアの青色成分は水蒸気の熱変作用で誕生するので、しっかり蒸気が当たってくれるように蒸留釜のロアレイヤーへ敷き込みます。

でその上に同じく刻んだオオヨモギとアキレアの葉茎とを混ぜて蒸留釜へ充填します。

そして蒸留へ。。。

まず蒸留釜を今まで以上にガッチリ洗う。
クレンザー使って磨いたのでビッカビカですよね。
これでよし、と。

蒸留素材全体の重量は2493g

全体として約2.5キロの素材を蒸留することになります。

しかしオオヨモギアキレアの重量を分けて計測しなかったため、抽出率目安は過去の蒸留回から得ることになりそうです。。。

■蒸留スタート!さぁ青を創り出そう。

オイルセパレータの滴下開始から数分ほど。
上面に張った油膜にうっすらと碧色が…!!

もうすぐ、もうすぐ・・・!!

青色が見えてきました・・・!!!!

一眼に切り替える
カツオノエボシのような淡く美しい青色が!!!

夜が深まる水平線のようにどんどんと碧?群青?が深まっていくこの瞬間はなんとも蒸留家にしか味わえない感動がありますね、、、香りといい。

■Result

美しいアズレンブルーの精油が溜まった

2種類の蒸留素材2.5kgからこのくらいのエッセンシャルオイルが抽出されました!

今回の抽出分は10mLバイアルに保存して、約2.5mLほどの抽出とみた。

2023年度1発目のA.millefolium蒸留でしたが、オオヨモギとブレンド蒸留してしまっているので通常のアキレア精油保存ビンとは分けて保存するハメに…。
色合いは同じでも、あくまでアロマ目的のオイルなので精油原液と混ぜられないんですよね。。。

で、抽出量は10mLビンの1/4なので2.5mL。

1.香りとか

ねむいからちょっとまってて

2.収油率

抽出量[ 2.5 mL ]÷ 素材重量[ 2493g]x 100 = 0.100%

セイヨウノコギリソウ&オオヨモギ 06.08蒸留のOil Yield


若い人がどんどん減る地元【三笠市】もついに人口7000人台目前。 朝カフェやイベントスペースを兼ねたラベンダー園で今いる住民を楽しませ、雇用も生み出したい。そして「住みよい」を発信し移住者を増やして賑やかさを。そんな支援を募っています。 畑の取得、オイル蒸留器などに充てます。