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『幸福のための人間のレベル論 「気づいた人」から幸せになれる!』を読んでみて
著者 藤本シゲユキ
・まとめ
自分と相手のステージ(考え方)を理解し、相手に応じて付き合い方を変え、自分のステージをより上に上げていくことで生きづらさを解消していく方法を記載。
最下層に近いステージの人間が成長する為の方法も記載されている。
・この本の骨と思う部分
自分を知り、受け入れ、磨き、認めよう。他者の評価に依存せず、自分で見つけた軸は時に戦ってでも守ろう。
・この本をおすすめできる人 TOP3
1. 他者評価に依存しない自分になりたいと思う人
2. 自分のことを知ってより自分を磨きたいと思う成長意欲高い人
3. ギブ&テイクとかギバーとかに興味ある人
・感想
著者はバンドマン⇒ホスト業界⇒女性向け恋愛カウンセラーという経歴を持ち、人間の幸福レベルを9段階で分類し、自らをきつねフィールド(下から2番目)からペガサスフィールド(上から2番目)になった人間としている。
この本では、一番下のフィールドにいる人間以外は一番上以外ならば目指すことができるとしており、自分は上に行く望みがない人間なのかとがっかりする心配はあまりないように思われる。
相手がどのフィールドにいてどのような価値観を持っているのか、自分がどのフィールドにいてどのような価値観を持っているのかの目安として使えば、不要な衝突や不快を回避することに役立ちそうである。
自分のフィールドを上げる為に自分の事を知ることが重要とし、他者評価に依存しないための方法等が、フィールドごとに説明されているため、自分のフィールドが把握できれば、この本を参考に一つずつフィールドを上げて行くための努力をしていくことでより幸福を感じることができるようになるかもしれない。書かれている内容を実践すれば幸福になれるというのは、何か研究結果があるとかではなく著者の経験によるものだと思うが、他の研究結果を重視してかかれた書籍とつながる部分もあり、私は難しい言葉が使われていない実践に移しやすい本だと思った。特に、自分への理解力を高める方法や、笑顔を作るというだけでも誰かへのギブになりえるという考え方は、私には役立った。
あえて言うなら、文章の距離感が近くて、人によっては苦手な感じを受ける人もいるかもしれない。