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会社経営の振り返りをしませんか?

昨年からしごとば劇場のインタビューに携わらせていただき、掲載社数も徐々に増えてきました。
どの経営者も、組織運営を試行錯誤していて、失敗を何回もされてきています。思った通りにいかないのが組織なのだと、インタビューをしている私も改めて気付かされました。

​経営者が動いていることを、従業員はちゃんと見ています。

「うちも経営側であれこれ思考して動いているが、一向に従業員が動いてくれない。少しは自走してほしい。」

「また社長が無茶振りしてきた。部下からも不満が出ている・・・」

「弊社の社長、また張り切って企画してるけど、正直迷惑なんだよね。」

このような声をよくSNSで見かけます。
不満が出ている会社の経営者も、しごとば劇場で掲載している会社と同様に試行錯誤してきたのだと思います。

では、なぜ掲載企業では従業員から冷めた目で見られず、従業員と一緒に課題を乗り越えることができたのでしょうか?

私がインタビューした経営者に共通しているのは、従業員と会話をしているということです。

例えば、株式会社フォークロアの熊谷さんは、会社がピンチのときに従業員と会社の今後について話し合っています。

休業をしなければならなくなり、大きく会社の在り方も組みなおさなくてはならないという、会社として生きるか死ぬかの瀬戸際の中で、熊谷さんはスタッフと一緒に「これからのフォークロア」について話し合った。

第二章「自分は”10分の1”。スタッフと役割分担をしているだけ」で、経営は役割の一つに過ぎないというお話をお伺いしました。
この章は経営者の役割についてかなり勉強になりましたので、従業員とのコミュニケーションに困っている経営者にはぜひ読んでいただきたいです。

組織については昔から研究されてきているテーマですので、様々な組織論やフレームワークがあります。
もちろん、私も大変興味深いテーマですので、書籍等を通して勉強をしておりますが、現場の課題はフレームワークを使えば解決できるものではないと思います。

性格診断をして「当たってる」とは思いながらも、その結果が自分の全てではないように、データで組織を見ているだけでは全てはわかりません
従業員との会話を通して、データも参考にしながら、現場で何が起こっているのかを把握し、一つ一つの課題に対して使えそうなツール(フレームワーク)があればアレンジしながら使う。トライアンドエラーも、従業員と会話しながら一緒に乗り越えていく。
そうやって組織に向き合っていけば、現場が冷めた目で見てくることはないと思います。

先日、業務委託先の会社で、アルバイトの学生から面白い意見を聞くことができました。

「意見を出してほしいと言われても、前提となる情報や知識が人によってバラバラ。自分の担当分は見ているけど、他の人の担当分は見る余裕が無くて、出せてもその場の雰囲気の意見しか出せない。まずは情報共有をしっかりとやるべきでは?」

この会社は、経営の数字や全ての事業の情報について、従業員にオープンにしています。毎月必ず経営者から数字の報告もしています。
情報が多い分、情報をさばききれなかったということが、アルバイトの方の意見から把握することができました。

経営者目線だけでは見つからなった課題を、従業員と会話することによって見つけることができたという具体例をご紹介しました。
ぜひ明日から従業員と会話をすることをオススメします。

「会話が大事なことはわかったけど、何を話していいかわからない・・・」

こう思った方は、まず自分の悩みのブレストをお願いしてみてはいかがでしょうか?
従業員に答えを求めてしまうのは重たくなってしまうので、自分が抱えている経営課題について考えたことを好きに述べてもらうと良いと思います。
恐らく、考えを述べるために情報が必要になると思うので、従業員から意見をもらうためにどのような情報を提供しなければならないかも見えてくると思います。

組織課題について従業員に説明するとして、今までどのようなことをしてきたのか、結果どうなったのかについて話す必要が出てくると思います。
話すためには振り返りと言語化をしていると話しやすいと思いますが、都度振り返りはできていますか?

自分一人で振り返りをすることはとても大変だと思います。
そこで、「しごとば劇場」のインタビューを受けるという方法をご提案します!
記事になっていないことも根掘り葉掘りお伺いしておりますので、インタビューを受けていただいた経営者からは「良い振り返りになった」と感想をいただいております。

「自分自身の失敗から学んだ気づきを共有したい」
「自分と従業員の繋がりを見える化したい」
「従業員と共に歩んだ道のりをストーリー化したい」

このような経営者のみなさまからのご応募をお待ちしております。

▼応募フォームはこちら

今回はここまで!次回をお楽しみに。

◆◇しごとば劇場◇◆
会社の数だけストーリーがある
経営者と社員の物語


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