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”人事は会社の顔”の本当の意味

先日「人事は会社の顔です。第一印象が重要ですよ〜」というお話をしました。

さらに付け加えるのであれば、

会社の顔というのは採用に限った話ではない

ということです。

人は印象に左右される生き物。

そのため、選考を通じて印象が悪くなればその会社のサービスの印象自体も悪くなるのです。

特にBtoCの企業であればなおさら。

「このサービス好きだったけど、人事の印象が悪かったから思い出すのも嫌だな。」

なんてことが起こります。

「採用とサービスは別でしょ?」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。

実際僕も採用のご支援をする際に、自分が好きなサービスであればテンションが上がります。

そして、人事や社長とお話をする中で、「あ、こういう会社なんだ・・・」とガッカリすることがあるのです。

これは僕に限った話ではなく、今の世の中サービスの品質だけではなく企業のブランディングが非常に大切になっています。

似たような品質、価格帯だったら日本製の方がいい。
環境に配慮した取り組みをしている企業の方が少し高くても買ってしまう。
CMに起用しているタレントが好き。

こんな情報で人の購買意欲は変わってきます。

目的は違うものの、選考は企業のことを知る機会。

その中で応募者に悪い印象を抱かせてしまっては当然本業における会社の評判も悪くなってしまいます。

特に、面接にまで進むと、会社のスタンスや考え、働いている社員の様子が伝わります。

私は世界的に有名な某テーマパークの採用担当者ともお話をしたことがあるのですが、とても素敵な方でした。

年間何千人もの人が選考を受けている同社では、不合格者だって何千人も出てきます。

ですが、仮に不合格が出たとしても悪い印象を持たれるわけではありません。

「レベルが高かった。面接官もとても丁寧だったし、やっぱり素敵だな」「会社の理念を体現しているような人たちばかりだった。やっぱり憧れる。」
と思ってもらえるはずです。

逆に、横柄な態度などをとっていたり、採用に携わる人たちがイマイチだと「なんか微妙な会社だったな。」と残念な印象を持たれてしまうのです。

さらにいうと、そうした悪い印象というのは口コミで必ず広がります。

採用での悪印象が本業にも影響を出してしまうのです。

人事を始め選考に携わる人は、自社サービスの印象も担っている。

そんな意識で専攻に取り組んでほしいと思います。

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