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ちいさな一人ひとりの"声"に耳を傾ける。若者の悩みに焦点を当てた「coeプロジェクト」

こんにちは!SIGNING広報チームです。

SIGNINGでは、「ビジネスの課題」と「社会の課題」を同時解決するソリューションを提供しています。
今回紹介するのは、未来世代一人ひとりの声を拾い上げ、よりよい未来をつくる兆しに変えていく"coe”プロジェクト。
担当者に話を聞きました。

■自己紹介をお願いします。

coeプロジェクトディレクターの伊藤幹です。
(現:株式会社博報堂 BXマーケティング局:マーケティングプラニングディレクター)

■プロジェクトの概要を教えてください。

coeプロジェクトは、株式会社SIGNINGとCINRA, Inc.が共同で立ち上げました。未来世代へのインタビューやリサーチ、情報発信などを通じて様々な声を聞き、伝えていく。そして小さな「声」から課題を見つけ出し、クリエイティブとカルチャーの力を通して、よりよい未来をつくる“兆し”に変えていくプロジェクトです。

2022年5月に立ち上げ、それと同時に、若者の抱える見えない孤独と生きづらさに焦点をあてた「サイレントマイノリティレポート」をリリースしました。

▼サイレントマイノリティレポート #1

https://signing.co.jp/pdf/silent-minority-report.pdf

また、2023年の1月には新成人を対象にした、サイレントマイノリティレポートの第2弾をリリースしました。

▼サイレントマイノリティレポート #2

https://signing.co.jp/pdf/silent-minority-report2_release.pdf

第1弾のレポートが、若者が現在抱えている不安に向き合うものなのに対し、第2弾は、若者(新成人)が未来に抱える不安に向き合うものになっています。

さらに、社会の中で取りこぼされてしまいがちな若者の小さな声に耳を傾けるべく、子どもの集まるところへ実際に赴き、取材を通してなかなか表に出ることのない生の声を世の中に発信するポッドキャスト「ちいさなcoe」をSpotifyで配信しているほか、若者世代の悩みに焦点を当てたウェビナーなども行っております。

■アイデアはどうやって生まれましたか?

私たちの独自調査によって、新型コロナによって⽣きづらさを抱え、孤⽴・分断している若者がいることがわかりました。
(調査結果はサイレントマイノリティレポートをご覧ください)

社会課題の解決が多くの企業に求められるようになっている昨今、SDGs・カーボンニュートラル・DXといった"大文字”の社会課題に目をこらせば、そこには必ず、個人の現在や未来に対する課題や悩み、困難があります。個人の声に耳を傾けなければ、社会課題の本質的な理解はできないのではないか、その個人の声こそが他者を理解する手助けとなり、解決のスタート地点になるのではないかという考えから、「coe」はスタートしました。

ちなみに、プロジェクト名の由来ですが、ちいさな一人ひとりの声に耳を傾ける、という意味での小文字の「coe」、そして「子どもたち(Children)の声に耳を澄ませ、それらを創造的(Creative)に、芸術文化(Culture)の力で対峙したい」という想いをこめて、「koe」ではなく「coe」としました。

■実際に発信してどんな反応がありましたか?

ありがたいことに、いくつかの企業や団体から、共感のコメントと、ぜひ一緒になにかやりたいとのご相談をいただいております。

実現させたプロジェクトの1つに、「ダイバーシティ&インクルージョン」を基本構想として掲げる渋谷区と共に開発した「渋谷飴」というものがあります。
▼渋谷飴のnote記事はこちら

自分たちが暮らしていく上で、当たり前に捉えられるべきテーマなのに、なぜか感じてしまう「敷居の高さ」。企画担当者の青沼は、「ダイバーシティ&インクルージョン」という言葉が纏った「ハイソ」な雰囲気は、人々を分断するような概念になりつつあるのではないかと日々感じていたそうです。
たくさんの人々の幸せな共存を目指すはずの概念がその真逆の作用を生みかねない、そんな不自然なギャップを払拭したい。そんな想いで、ポップでチャーミングな、誰しもが気軽に触れられるアイデアを目指して生まれたアイデアが「渋谷飴」でした。

■今後のプロジェクトの展望について教えてください。

他にも、若者の生きづらさや不安、多様な悩みに焦点を当てたプロジェクトを現在いくつか構想中です。
多くのイノベーションが人の抱える悩みを解決することで生まれてきたとすると、今回見つけた小さな声たちはまだ知られることのない小さなイノベーションの種とも言えます。
若者たちの不安に寄り添いながら、多くの企業・団体の皆さんとの活動を通して、カルチャーとクリエイティビティの力で、より前向きで明るい社会・新しいビジネスをつくる”兆し”を作っていきたいと考えています。

<広報編集後記>
「人には相談しづらい、そもそも言うほどの悩みでもない。でも...本当はどうにかしたいと真剣に悩んでいる。」誰にでも、このような経験はあるのではないでしょうか。1つひとつの悩みは小さなものに見えてしまうかもしれませんが、じつは大きな社会問題と繋がっているかもしれません。coeプロジェクトが、皆さんの心を少しでも楽にできるきっかけとなることを願っています。

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