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「故障かな?」と思ったら

「SIGMAカスタマーサポート便り」の第二弾として、前回の「大切な機材の落下事故を防ぐために」に続いて、お問い合わせや修理申し込みの前に参考にしていただきたいことをご紹介します。

今日の当番|カスタマーサポート部 N

SIGMAカスタマーサポート部のNです。前回に引き続き、修理の現場からお届けしたいと思います。実際に交換レンズの修理をご依頼されるときに、お客様からの質問が多いものを中心にお話したいと思います。

1.これは故障なの?

いつもと機材の挙動が違い、故障してしまったのか?と不安になったお客様からお問い合わせを頂くことがあります。現在のデジタルカメラは非常に多くの機能が搭載されており、それらの組み合わせによってユーザーの予期しない挙動になることがあります。うっかりボタンに触れてしまったり、設定を変更していたことを忘れてしまい、「昨日までと違う」と思うことが、私にも多々あります。
まずは、撮影の直前に普段とは違う設定にしなかったか、その設定がそのままになっていないかを確認してみてください。また、故障なのか仕様なのかを判別するために、自分の設定を覚えておくことも大切です。しかし、あまりにもたくさんの機能があるため、それも難しいことがあります。ですので、判別しやすいお勧めの方法を共有させていただきます。

それは、カメラを初期設定に戻してから自分の設定に変更する方法です。どのカメラにもメニューの最後の方に「設定のリセット」や「カメラの初期化」といった項目があるので、そこからカメラの設定を初期設定に戻すことができます。使用されたことがない方も多いと思いますが、とても便利な方法なのでお勧めです。
初期設定からどの項目を変更すると自分仕様になるのか、これを覚えておくと、何かあったときでも素早くリカバリーができます。人にカメラを借りたときや、人に貸したカメラが戻ってきたとき、新しいカメラを買ったときにも有効です。何か設定を変えてしまったかもしれない、と不安になったときにまずはこの方法で自分仕様に戻すことで、故障ゆえの現象なのか、設定変更によるものなのか、判断がしやすくなります。さらに、レンズを何本か所有しておけば、そのレンズ固有の現象なのかどうかも判断がしやすくなります。(宣伝ですね 笑)

2.どのように送ればよいですか?

発送方法についてのお問い合わせも多くいただきます。以下に、一般的な方法をご説明します。

・ご用意いただくもの
ダンボール箱
包装紙やチラシ、新聞紙など不要な紙類
エアパッキン

まず、交換レンズ自体をエアパッキンなどで包みます。輸送時の事故を防ぐため、交換レンズからフィルターやフードを外した状態で送っていただくことを推奨しています。

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次に、ダンボールの中に包装紙などを敷き詰めて、その中央にエアパッキンで包んだ交換レンズを入れます。

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さらにその周りや上部を覆うように包装紙などを入れます。ダンボールはレンズに対して少し大きめなものをご使用頂けるとより安心です。

また、保証期間内のお客様は着払いでの発送が可能です。佐川急便、もしくはヤマト運輸どちらかをお選び頂き、弊社着払いでの発送をお願いします。

・修理品発送先
〒969-3304
福島県耶麻郡磐梯町大谷字大谷地25-2
(株)シグマ LC棟 2F サービス課
TEL:044-989-7436
※お電話での連絡先は本社カスタマーサポート部となります

3.ユーザー登録をしたほうが良いですか?

お買い求めいただいた製品をご登録いただくことで、メールによる製品情報のご案内のほか、修理の事前申し込みが行えます。マイページ経由でお申し込みいただくと、その後スムーズなご案内が可能ですので、必須ではありませんがご登録をお勧めしています。

・オンラインユーザー登録ページ
https://users.sigma-photo.co.jp/mbr/


最後に修理全体の流れは下記でご確認いただけます。

・修理の流れについて
https://www.sigma-global.com/jp/support/purpose/repair/

また、故障かどうかご自身ではよくわからない場合は、一度下記メールアドレスにお問い合わせください。メールのやり取りの中で修理が必要だと判断された場合、発送前の事前受付をさせていただきますので、修理内容のメモや修理依頼票の同封は必要なくなります。

info@sigma-photo.co.jp

高額なものも多いカメラや交換レンズを安心してお使いいただくために、カスタマーサポート部が精一杯アフターサービスを務めさせていただきます。お使いの製品にトラブルがあった際には、いつでもご相談ください。

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