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🐚ピンクの卵 - 自然界において違和感満載の色は、自ら発する危険信号 -

シリーズ的に言えばこの続きとなりますが、特に話が繋がっている訳ではありません。

ピンクの残骸

ここひと月ぐらいでしょうか、愛犬の散歩中に、多くの田んぼの周りでピンク色の残骸を見ることが多く、農業を知らない私は???でした。

雨が多く
残骸も流されています

愛犬も最初は匂いを嗅ぎに鼻をくっつけようとするので、舐めたら危険と思いリードを引っ張ることを何度も。

発見

ついに見つけました。
これに間違いありません。

見えるからにグロテスクで、危険要素がたっぷりな卵です。

スクミリンゴガイの卵

卵と判明しましたので、調べてみました。
検索ワード「ピンク 卵 田」で画像が大量に。

以下、出典は全て Wikipedia の同じページより。

Wikipedia

スクミリンゴガイ(学名 Pomacea canaliculata)は、リンゴガイ科(リンゴガイ、アップルスネイル)に属する炭水棲の大型巻貝である。俗にジャンボタニシと呼ばれるが、タニシとは異なる。

巷でジャンボタニシと呼んでいたヤツだったんですね。

卵塊は鮮やかな鮮紅の警戒色を呈し、卵内部は神経毒のPcPV2が満たされて、ヒトが食した場合は苦味もあり、この毒と色彩によって、卵はアリ以外の全ての捕食者から逃れている。

わざわざ危険と思われるカラーだったのかぁー。

孵化は酸素を要すため、水中では孵化できず、水中へ没すると卵塊のまま駆除が可能である。日本の夏季の気候で2週間程度で孵化し、幼体は水温と栄養状態に恵まれれば、2か月で性成熟する。

農家の方の処分方法が理解できました。

水田に生息して田植え後の若いイネを食害するため、東アジア・東南アジア各地でイネの害虫となっている。

想像通り、あかんヤツやね。

スクミリンゴガイがイネより水田雑草を好んで食べる性質を利用し、水田の除草手段として利用する動きもあった。

ん?

しかし、この行為により生息域が拡大したとの指摘がある。

そう言うことか。

台湾、中国、東南アジアでは食用として広く利用されている。運河、水路、水田から網で採取されたスクミリンゴガイは唐辛子や醤油などで調理されて食べられている。中国では 田螺塞肉 という料理も産まれている。日本でも一部のレストランでスクミリンゴガイをフランス料理のエスカルゴの代替食材として提供する試みがなされている。

親は食べられるのか。

充分加熱せず喫食した場合、寄生虫が人体に感染して死亡することもある。

やっぱり、あかんやん。

卵は神経毒を含むが、タンパク質毒のため、加熱によって変性して毒性を失うことが、マウスへの投与実験で報告されている。しかし、たとえ加熱しても食用に耐えうる味ではない。卵を喫食することは避けられているため、ヒトの食中毒に関する報告もない。

いえいえ、食べませんから。

結論

結論は、ピンクの卵の正体がわかった時点で終わっているのですが、、、

外来種であり、要注意外来生物(外来生物法)、日本の侵略的外来種ワースト100、世界の侵略的外来種ワースト100リスト選定種の1種ともなっている。

あえて結論、「あかんヤツ」です。

愛犬

愛犬とカルガモ

記事に関係ありませんが、愛犬の散歩がきっかけでしたので、愛犬をモデルに描いた4コマ漫画で終わります。

<了>

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