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『いろとりどりの親子』

6組の"いろとりどり"な親子を写したドキュメンタリー映画。

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原作は10年かけて身体障害、発達障害、LGBTなど様々な"違い"を抱える子を持つ300組以上の親子に取材し24ヶ国語に翻訳されて世界的ベストセラーになったノンフィクション本「FAR FROM THE TREE」
"The apple doesn't fall from the tree"(りんごは木から遠いところへは落ちない)、「子どもは親に似るものである」ということわざに由来するこのタイトルは「木から遠く離れたところに落ちてしまったりんご」−親とは異なる性質を持つ子供たちを意味する。(好書好日Good Life with Books, 澤田聡子)

6組の親子のうち原作と映画療法に登場するのはダウン症のジェイソンの家族のみ。他はレイチェル・ドレッツィン監督が現在進行形のものにするために新たに探したそう。

6組の親子

・ダウン症のジェイソンと母

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・自閉症のジャックと父母

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・低身長症のロイニーと母

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・殺人を犯したトレヴァーの家族

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・低身長症の夫婦リアとジョセフ

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・ゲイのアンドリュー(原作の著者)と父

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世の中に自分とは見た目の違う人、違う風に見られる人扱われてしまう人がいる事実は認識していた。そしてそうした人に差別的な態度は取らないような意識をしてきたつもりだった。

この映画を見て一番衝撃的でったのが息子が殺人を犯してしまった家族。ごく普通に育ててきたつもりで他の兄弟は普通に育っていて。でもある日突然警察署に呼ばれて息子が殺人を犯したと言われる。
理由もわからない。悲しみしかない。
兄弟は自分の子供がいつか犯罪を犯すことが怖いから結婚はしないと言う。
このドキュメンタリーに出演するのもものすごいゆうきだったと思うしその心情は計り知れないほど傷ついていると思う。

幸せな場面もそうでない場面もある。
でもそれが家族、親子だと言うことをこの映画から学んだ。

家族によって、人によって、「違い」は必ずある。
その違いを認識した上でどう生きるか。

家族。愛。
このテーマを一人一人が自分に置き換えて深く考えるべきなのだと思う。

『いろとりどりの親子』本編映像

編集がとても上手ですっと心に入って観ることのできる映画。
人生で一度でいいから見て欲しい。

『いろとりどりの親子』2018年11月公開 アメリカ ドキュメンタリー
*東京都推薦映画
*文部科学省特別選定(青年、成人、家族向き)
*文部科学省選定(少年向き)
*厚生労働省社会保障審議会特別推薦
*2019年度児童福祉文化賞推薦作品

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