安全な生徒指導を考える会

不適切指導によって命を落とす子、学校に通えなくなる子をなくしたいです。

安全な生徒指導を考える会

不適切指導によって命を落とす子、学校に通えなくなる子をなくしたいです。

マガジン

最近の記事

研究会のイベントに登壇しました

2024.3.16 学校総合危機管理研究会のキックオフイベントで登壇しました。 学校には様々な課題がある中で、不適切指導もテーマに選んでいただけたこと自体、光栄でした。 考える会以外の当事者は、いじめ被害に遭った方、同級生からの性被害に遭った方、お子さんをいじめで亡くした方が登壇されました。 実際に被害に遭われた方々のお話は重みがあり、昨日の出来事を話しているかのように感じられたり、発表準備にどれほど苦しんだか想像させられたりしました。 発表してくださった当事者の皆

    • 自殺対策円卓会議に登壇しました

      2024.2.20 一般社団法人 自殺予防と自死遺族支援・調査研究研修センター(CSPSS)主催の「自殺対策円卓会議」に登壇しました。 他の団体の院内集会に呼んでいただくのは初めてのことでした。 2006年から約10年間、国立精神・神経センター精神保健研究所自殺予防総合対策センター長をされ、今も川崎市で自殺対策に情熱を持って取り組まれている竹島正さん、 自死遺族が政策決定に参画できるよう長年取り組まれてきた田中幸子さん、 子どもの自殺を長年取材している渋井哲也さん、 と一

      • いのち支える自殺対策推進センターの意見交換会に参加しました

        2024.1.13 いのち支える自殺対策推進センター主催の、「自死遺族等支援団体向け研修・意見交換会」に参加しました。 20もの団体の方のお話を聞いたり、一緒に考えていただけて、沢山の学びがありました。 子どもの自殺は年間500人で、大人の自殺と比較して人数が少ないと言われることもあるため、皆様あまり馴染みがないことを覚悟していたのですが、 他の団体からも子どもの自殺の話が出たり、多くの方に関心を持っていただけて、心強かったです。 考える会としては、 ①不適切指導によ

        • 第10回シンポジウムのお知らせ

          昨年も不適切指導と子どもの自殺について一緒に考えてくださる方が沢山いらっしゃって、大変心強い思いでした。ありがとうございました。 本年もよろしくお願いいたします。 今年最初のシンポジウム(第10回シンポジウム)は、 2024年3月2日(土)14:00〜17:00で開催します。 今回は、2018年に鹿児島市で不適切指導のあとに男子生徒が自殺した事件のお母様にお話しいただく予定です。 この事件は昨年12月に市を相手に裁判が始まり、3月4日には第一回口頭弁論が行われる予定です。

        研究会のイベントに登壇しました

        マガジン

        • 要望書
          6本
        • シンポジウム
          12本
        • 生徒指導提要改訂
          10本

        記事

          こども大綱に「不適切な指導」が載りました!

          2023.12.22 こども大綱が閣議決定されました。 こども大綱を作成する前段階としてこども家庭審議会で作成・公表された中間整理には、学校での「体罰」「不適切指導」という言葉は書かれていませんでした。 そこで、考える会でパブリックコメント提出と、公聴会やこども若者いけんの会にメンバーが参加させていただき、不適切指導とこどもの自殺対策について意見をさせていただきました。 その結果、「体罰や不適切指導の防止」という項目が設けられたり、こどもの権利侵害の一つとして書き加えてい

          こども大綱に「不適切な指導」が載りました!

          文部科学副大臣に面会・要望しました

          2023.10.30 10月4日に公表された問題行動調査の結果を受けて、青山周平文部科学副大臣に面会・要望いたしました。 問題行動調査で初めて、子どもの自殺の「背景調査の指針」の運用状況が調査されました。その結果、①調査委員会を設置して行う「詳細調査」の移行率がわずか4.6%、②遺族に「背景調査の指針」の存在を説明しているのもわずか6割、という重大な課題が見つかりました。 ①今ある指針を適切に運用することを要望 1.問題行動調査で「背景調査の指針」の運用状況の調査を継続す

          文部科学副大臣に面会・要望しました

          問題行動調査の結果が出ました

          2023.10.4 文部科学省で毎年行っている「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」の令和4年度の結果が出ました。 この調査では、子どもの自殺に関して、①児童生徒の自殺者数、②自殺した児童生徒が置かれていた状況、が調べられています。 不適切指導による自殺(指導死)が初めて調査項目に入りました。 「自殺した児童生徒が置かれていた状況」の項目に、令和4年度から新たに「教職員による体罰、不適切指導」という項目が追加されました。 これは、「

          問題行動調査の結果が出ました

          「不適切な指導」の具体例をイラストにしました

          令和4年12月に改訂された「生徒指導提要」の105ページには、 自殺や不登校のきっかけにもなる「不適切な指導」について紹介されています。 この具体例は、子どもが自殺に追い詰められてしまった指導に多く共通するものを掲載していただきました。 不適切な指導によって子どもを亡くした方々には「まさにうちの事案です」「ほとんど全て当てはまります」と言っていただくこともあります。 学校の先生の指導で子どもが亡くなることがあると認めていただくのは、とても勇気のいることだったと思います。

          「不適切な指導」の具体例をイラストにしました

          第9回シンポジウムのお知らせ

          9回目のオンラインでのシンポジウムを 10月14日(土)14:00〜17:00に 行います。 今回は、生徒指導提要に書かれている不適切な指導の具体例がいくつも当てはまる東広島のご遺族に発表していただきます。 さらに、6月の院内集会でも登壇してくださった大東文化大学の山本宏樹先生にも解説していただきます。 安全な生徒指導とはどのようなものか、一緒に考えていただけますと幸いです。 お申込みは以下からお願いいたします。 https://forms.gle/aBUdaeTYwX

          第9回シンポジウムのお知らせ

          オフ会(交流会)を開催しました

          2023.6.17 人権ライブラリーにて当会として初めてのオフ会(交流会)を開催しました。 前日の院内集会にご参加いただいた方にも、そうでない方にもご参加いただきました。 学校問題の被害者の方や、不適切指導に関心を寄せてくださる学者さんや記者さんなど、指導死のご遺族以外の方々にも積極的にお気持ちや考えを話していただき、とても充実した時間にしていただきました。 予定していた時間を大幅に超過して熱く語り合っていただき、企画できて良かったと思いました。 ご参加いただきました

          オフ会(交流会)を開催しました

          衆議院議員会館で集会をしました!

          2023.6.16 衆議院第二議員会館で当会主催の院内集会「子どもを自殺・不適切指導から守ろう!」を開催しました。 始めての会場をお借りしての開催でした。 多くの方が会場で参加してくださり、参加人数はオンラインも含めて120人もの方にご参加いただきました。 多くの方に子どもの自殺と不適切指導の問題を一緒に考えていただける、大変ありがたい時間となりました。 大変お忙しい時期であったにも関わらず、国会議員さんや地方議員さん、関係省庁の方もご参加いただき、子どもの命への心のこも

          衆議院議員会館で集会をしました!

          こども・若者自殺対策推進本部でヒアリングしていただきました!

          2023.6.15 超党派の議員さんで作る「こども・若者自殺対策推進本部」にヒアリングしていただきました。 当会からは、「自殺の統計の取り方の見直し」を求めたいことを中心にお伝えしました。 子どもの自殺の統計をとっている省庁の一つに文部科学省があります。 文部科学省の集計では、「自殺した児童生徒が置かれていた状況」の約6割が「不明」とされています。 令和3年度には不適切な指導という項目はないため、指導死は「教職員との関係での悩み」に入る可能性が考えられますが、集計された

          こども・若者自殺対策推進本部でヒアリングしていただきました!

          オフ会(交流会)を開催します!

          2023.6.17(土)10時から、オフ会(交流会)を開催します。 不適切指導の問題、子どもの自殺の問題を抱える方、一緒に考えてくださる方の、 気軽な交流の機会にできればと思います。 お申し込みはこちらからお願いします。 https://forms.gle/UuqTFDzEGbJJht4d7

          オフ会(交流会)を開催します!

          こども家庭庁と文科省へ要望書を提出しました

          2023.5.29 参議院議員の山田太郎議員立ち会いのもと、こども家庭庁と文部科学省へ要望書を提出しました。 要望事項は大きく4つです。 要望した遺族の願い 子どもの自殺は昨年、514人で過去最多を更新しました。 しかし、子どもの自殺の約6割が原因不明として処理されています。 亡くなった子の命を重く受け止め、次の命を救うためにも、「原因不明」とするのではなく、正しい情報を吸い上げて正しい実態を把握して、実効性のある対策につなげていただきたい、という思いで要望しました。

          こども家庭庁と文科省へ要望書を提出しました

          院内集会を開催します!

          6月16日(金)14:00〜16:00 衆議院第二議員会館で院内集会をさせていただけるとことになりました!! 昨年末に文科省が作成する生徒指導提要が改訂され、不適切指導が子どもの自殺のきっかけになることが書かれました。 こども家庭庁も、子どもの自殺対策に取り組もうとされています。 子どもの自殺対策の問題点、不適切指導、子どもの権利、不登校等について、一緒に考えていただける方のご参加、心よりお待ちしております! 今まで当会では8回、オンラインでシンポジウムをしてきましたが

          院内集会を開催します!

          プロフィールの写真を変えました

          プロフィールの写真を変えました。 この絵は、きょうだいを不適切指導による自殺で亡くした子からいただきました。 「子どもの自殺」と聞いたときに少しでも、想像してもらう登場人物の幅を広げてもらえると嬉しいです。 亡くなった子の周りには、親だけでなく、一緒に育つ兄弟姉妹、祖父母、昔からの友達、今の同級生、昔の恩師、今の担任の先生、部活の先輩、後輩、顧問の先生、好きな子、好いてくれていた子、本当に想像しきれないくらい色んな人がいます。 プロフィールの写真としていただいた絵を通して、自

          プロフィールの写真を変えました