見出し画像

正確に自身の立ち位置を知る。

正確に自身の立ち位置を知る。

今回はあえて、「立ち位置」という言い方をしましたが、具体的には自分は今何がどのくらい出来ていて、どこがどのくらい苦手なのかを正確に掴む事が大切だという話です。

例えば勉強において、0点を20点まで持っていくのと、60点から100点を目指す、あるいは100点を取り続けるために行うべき具体的な勉強は、それぞれに異なってくると思われます。

音楽でも自分のそういった状況によって、目標設定も具体的な方法も色々その人に応じて変わってくるかと思います。

ですので、まず自分は「何」が「どのくらい」出来るのか、あるいは出来ないのかをしっかり認識することが大切ですが、日本の文化的にこれを大きく阻むものがまず一つあります。

それは「謙遜」というものです。

よく日本では「建前」「本音」を使い分けます。
出来ると思っていても出来ない程でいた方が嫌味にならなかったり、逆に出来ないことを出来る様に自分を大きく見せたりすることも見受けられます。

そういった日常に身を包みすぎて、本当の自分の能力や立ち位置を見誤るのが、最近生徒でも多く見受けられる気がします。

「どうせダメだからこのくらいにしとこう。」「自分は天才ではないけど、このくらいは出来てるはずだ。」

また、同じ「出来ない」でも、誰もが解けないような数学の難問を出来ないで悩んでいる方が、足し算が出来ないよりも格好がついたりします。

「自分は誰もが難しいことに取り組んでいるのだから出来なくても仕方がない。」

例えて言えば、草野球で一勝も出来ないで悩むより、イチローみたいになるのは難しいと言っていた方が、出来ない正当な理由が成立すると捉えているわけです。

こういった、自身の立ち位置の間違った捉え方により、本来のやらなければならない事から遠ざかってしまわないように、「建前」や余計な「謙遜」に惑わされずに目の前のことに取り組んでいくことが、成長していくためにとても大切なのです。


何か行き詰まりを感じている方は、ぜひそれらのことを今一度見つめなおしてみて下さい。

どこか、必ず障害になってしまっている部分が見えてくるはずです。

あとはそれらをしっかり受け止め、道理に基づいた正しい方法で取り除けば良いだけなのです。

では、今回はこのあたりで。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ご興味ある方は、ぜひ以下のSideways StudioのWeb Siteよりお問い合わせください。

*なお、Lesson Magazineを定期的にお読みになりたい方は、noteの会員登録とマガジンのフォローが必要となります。


「Sideways Studio」
脇道、回り道にこそ大切なものがあるときがあります。人生という長い旅の中で、ここに寄り道をして本当に良かった、そんな音楽レッスンを目指しております。

■ Sideways Web Site

https://www.sideways-studio.com/

■ Sideways Magazine

https://note.com/sideways_studio

■ Sideways Instagram

https://instagram.com/sideways_studio_6823?igshid=5hf0ktbv85m9

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?