軽い本そのものは、別に悪くはない

よく、「この本は軽いからダメだ」的なニュアンスの台詞をちょくちょく見かけます。

特に、古典とかの難易度の高い本(=重い本)を読んでる人ほど、言いがちです。
(こんなん言う奴がおるから、古典読んでる人の印象悪なるねん!💢)

しかし、軽いと言われる本そのものは、別に悪くないはずです。
というのも、逆に、この世が重い本だらけになってしまっても、それはそれで不便でしょう。

何より、昨今の読書離れに拍車をかけてしまいかねません。

軽い本と言われる本達は、ある意味、入門書の立ち位置として真価を発揮する本だと思います。

難解本Aに対する入門書Bがあるとすると、BはAより、軽くなってしまうのは、当然です。むしろ軽くしてあげないといけません。

その点も考慮せずに、「軽い本はダメだ」と言う人には、少し理解に苦しむものがあります。

しかし、少しはこういう発言をする人達に歩みよってみるのもありだと思います。
彼らは、いったい何故にそんな(拒否的な)態度を取るのか?

ひとつは、軽い本ばかりを読んでいる人が、「この本は、この世の真理だ」みたいなことを言われると、癇に障るものがあるのだと思います。

問題、争点、とされている「問い」に対して、そんな簡単に解決出来ると言われると、たまったもんじゃないのです。(一生懸命、頭をこねくり回して考えている身からすると)

これは、プロのレーサーに対して、マリオカート上手なら誰でもプロレーサーになれるだろ、とか言われるのと同じ感覚です。
そりゃ、カチンとはきます。

ですが、これは軽い本が悪いというより、その本に盲目になって、心中してしまっている側、つまり、人の問題でしょう。

本そのものは、何ら関係ありません。

もう一点、難解な本を読む人が軽い本を嫌悪しがちな理由として、「軽い本至上主義」が蔓延しているからなのかもしれません。

昨今は、何でも分かりやすいものが良くて、難解なものは、敬遠されがちです。

こうなってくると、軽い本ばかりが読まれ、結果、非常に敬薄な意見が蔓延し、それに彼らは、もどかしさや、苛立ちが起きると。

ですが、これも先程と同じように軽い本そのものは、何ら悪いものでは、ないでしょう。

重い本が、敬遠されてしまっていることが、問題なのであって、軽い本の存在自体が悪だとは思いません。

読書は、ダンベルと一緒で、その時その人に合わせて軽さ・重さを決めればいいと思います。
軽いものだけでも、重いものだけでも、困るというのが結論です。

もっと、本音の結論を言ってしまえば、重い本を主に読んでる人は、「軽い本は、ダメだ」みたいな態度は、自重して下さい!
古典を主に読んでる自分からすると、悪印象を持たれて、風評被害もええとこです!

てなことを言いたかったです笑笑

なお最後に、ここで言ってる「軽い本」というのは、「悪書」とは、別物です。
悪書とは、嘘デタラメばかりついている本のことであって、軽い本と同義とは、言えないでしょう。

以上

PS.会社の休憩時間中に適当に書いたので、だぶんでしたら申し訳ない💦

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