文章で人の心を動かす鍵「意味づけ」とは?
さきほど、カフェで目にした光景。
レジの前で、若い女性が財布の中身を慌てて探している。後ろに並んでいた男性は、腕時計をチラチラ見ながらイライラした様子。女性が「お待たせしてすみません」と呟くと、男性は舌打ちをして店を出て行ってしまった…
あなたなら、どう思いますか?
「ルーズな女性が悪い」
「せっかちな男性もどうかと思う」
いろんな意見があると思う。
ここで重要なのは、
『事実』だけを見て判断しないこと。
女性の焦り、
男性の苛立ち。
その背景には、
私たちには計り知れない
『物語』があるはずだからです。
『事実』が物語にかわる『意味づけ』
もしかしたら…
女性は
「彼からプレゼントされたばかりの財布の扱いに、慣れてなかった」
のかもしれない。
男性は
「大事な商談の時間が迫り、焦っていた」
のかもしれない。
カフェでの『事実』は、
ただのできごと。
そこに
『意味づけ』することで、
あなたが
”伝えたいこと”が
生まれてくる。
例えば、
「ルーズな人は迷惑。周りの人に配慮しましょう」
と主張することもできる。
もしくは、
「時間に追われる現代。お互いを思いやる心の余裕が大切な気がする」
と書くこともできる。
同じ『事実』も『意味づけ』しだいで姿をかえる
同じ『事実』から、
あなたの『意味づけ』しだいで
まったく異なるメッセージが生まれてくる。
前者は、
読者に「非難」や
「批判」の感情を抱かせ、
後者は、
読者から「共感」や
「反省」の気持ちを引き出し、
それぞれ
読者に違った
”心の変化”を促す。
眼の前の『事実』に
あなたが感じた『意味づけ』を
プラスすることで
あなたの文章が”メッセージ性”を持つ。
『意味づけ』こそが読者の心を動かす鍵
あなたは文章に、
どんな意味を込め、
読者に何を伝えたいですか?
伝えたいことを
明確にするために
『意味づけ』がある。
『意味づけ』こそが
人の心を動かす
文章を書くための鍵なんです。
『事実』をただ伝えるだけじゃなく、
『意味づけ』することで
あなたの”想い”が
文章にこもる。
あなたの
『意味づけ』によって、
平凡な『事実』が
突然、輝きを増し、
誰かの心に
光を灯すことだって
あるんです。
さて、カフェで
この記事を書いてる
しばじゅんも
そろそろ締めの時間。
帰宅時間を
大幅に過ぎてしまい、
夕方の犬の散歩の時間が…
妻からの鬼電が
止まないという
『事実』に直面。
「あ、もしもし?
え、今カフェ…?
いや、違いますって!」
これは… えーっと…(汗)
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