トマト先端のプチッは雌しべの痕跡
収穫した時にトマトをよく見ると、写真のように先端に糸みたいなものが付いています。
糸自体はすぐに取れてしまうので、スーパーで買う時にはプツンと黒い跡(痕跡)が残っています。
そういえば見覚えあると思うのですが、これ何だかわかりますか?
イラストは花の構造ですが、果実は子房が膨らんだものです。
子房の上にあるのが雌しべで、雌しべの先端にある柱頭で受粉が行われ、花柱を通って子房の中で受精がされて種ができると、子房が膨らんで果実となります。
トマトの写真の先端の糸みたいなのは雌しべなんですね。
トマトに限らず、野菜や果物の実の先端にはプチッとした点がありますが、これは雌しべが付いていた跡なのです。
この写真はトウモロコシですが、長いヒゲが付いているのがわかりますか。このヒゲの正体も雌しべで、トウモロコシの一粒一粒につながっています。トウモロコシの粒の数とヒゲの数は同じですので、実が沢山ついたトウモロコシを探すには、ヒゲがたくさんついたものを選びます。
このように、植物の構造から考えると、トウモロコシの一粒一粒がトマト一個に相当します。
そうやって見るとトウモロコシの粒々ってトマトに似ていますよね。
【しあわせ野菜のお求めはこちらから】
「トマト先端のプチッは雌しべの痕跡 」
第1版 2024年7月 日発信
オーガニック農園 株式会社 しあわせ野菜畑
代表 大角昌巳
-------------------------
読んでいただきありがとうございました。
ここから先は特に文章はありません。
「おもしろかったなぁ」と気が向きましたら、
「投げ銭」感覚で100円の寄付→「購入手続き」をしてください。
ここから先は
¥ 100
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?