親が変わっていくこと。
突然ですが気持ちがあふれてきたのでここに書こうと思う。
私は幸せだった。いや今も十分幸せである。
ただ、大人になって変わっていくものがある。
それは親の見方。
小さい頃、お母さん、お父さんは尊敬すべき人だった。
いや、人というよりも、親としか見てなかったのかもしれない。
私の面倒を見てくれて、尊敬できる人物で、辛い時はいつも助けてくれて、当たり前に家事をこなしてくれる。
両親は仲が良くて、周りの友達にも、羨ましいとがられるぐらい素敵な両親。
絵に描いたような家族だ。
でも、私は30歳になった。
お母さんはもうすぐ60歳。
最近二人で出かけると、話す内容が変わってきた。
「お父さん意外に好きな人がいる。」
「なんで結婚したんだろう。」
「お父さんは何もしてくれない。初恋の人と結婚したかった。」
私は、うんうん。って聞いている。
でも、
でも。
心が、どんどん沈んでいく。
私が見ていたものは幻だったんだのかな。
見たくない、一面を見てしまっているような気がして。
ずっと、理想のお母さんでいてほしかった。
私の尊敬する、なんだかんだ言いながらでも仲の良い、両親。
それが、作り物だったのだとしたら。と思ってしまう。
でも、私も30歳になって気づいた。
親も人間だ。
お母さんも一人の女だ。
弱音を吐きたかったんだ。
ずっと。
でも私たちのために一生懸命今まで演じてきたのかもしれない。
辛くなって、限界になったのかもしれない。
そうだとしても、どこかで受け入れられない、弱い自分がいるんです。
大人になるのって怖い。
知りたくないことを知るのが怖い。
親が変わっていくのが怖い。
いつかなくなってしまうのも怖い。
私はおかしいでしょうか?
お母さんの話を聞くたびに最近モヤモヤしてしまう。
どうしたら良いんだろう。
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