![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/102801395/rectangle_large_type_2_b3533630fa3c0cf305429029a26f0cf8.png?width=1200)
スタートアップ支援やってます
「支援先であるSPAAK株式会社がクリエイティブスクールを立ち上げ。会社設立と事業開始の成功に伴い、スタートアップ支援事業を本格化します」
というプレスリリースを先日出させてもらったところ、こんな反応をいただきました。
「スタートアップ支援をやってるなんて知らなかった」
「私も起業したいと思っているんだ。ちょっと話を聞いてもらえない?」
意外と多かったのが、昔からの知り合いからのお問い合せです。知人・友人であっても、池田が仕事で何をしてるのか知らないという人が多いことに気づかされました。
そこで今回は、「スタートアップ支援とは、具体的にどんなことをしているのか」をご説明したいと思います。
スタートアップ支援とは?
スタートアップ支援事業は、スタートアップのフェーズ別に以下の2つに分けることができます。
・起業家志望の人が、起業や創業をすることを支援する「創業支援」
・すでに事業や会社が立ち上がっている状態からIPOまでのサポートする「創業以降の支援」
一つずつご紹介します。
創業支援
![](https://assets.st-note.com/img/1681265064555-MWSWooWUg2.png?width=1200)
起業家志望の人が、起業や創業をすることを支援する「創業支援」では、起業のアイデアを見つける段階から、具体的な事業を計画し、事業を開始するまで、10個のステップを想定しています。
1. オーバービュー
2. ビジネスアイデア
3. サービス設計
4. チューニング
5. ビジネスモデル設計
6. マーケティング戦略
7. 事業計画策定
8. 組織体制
9. 資料化
10. アクションプランの作成
これらのステップをベースとしつつも、起業家が何をどこまで考えているかによって進め方は変えていきます。
具体的にどんなふうに進めていくのか、これまで弊社が取り扱ってきた事例を3つあげてみたいと思います。
ケース1: 何をするか決まっていない(ステップ1「オーバービュー」から始める)
起業や創業というと若い方を想定しがちですが、弊社ではミドルはシニアの起業家のご相談もお受けしています。
Aさんは、プロ経営者として上場している大企業を経営しているビジネスパーソン。今後のキャリアを考えていく中で、自分の会社を新しく立ち上げたいという想いに至ったということで、弊社にご相談をいただきました。
Aさんは経営者のプロですが、会社そのものをゼロから立ち上げたことはありませんでした。そこで、ステップ1「オーバービュー」として、これまでのキャリアや現在のお仕事の状況をヒアリングすることから始めていきました。
この、いわゆる「壁打ち」の相手こそ、弊社の最初の役割です。Aさんのように、お一人で事業を立ち上げる方は、「壁打ち」の相手を見つけることを強くおすすめします。
話し合う内容としては、以下のようなもの。
・マクロ環境の捉え方
・ビジネスモデル
・ターゲット
・サービスのバリューの定義
・競合分析……
議論を進めながら、Aさんの新事業を具体化させていきます。Aさんは現役の大企業経営者ですから、話し相手として視座の高さや、時代の潮流に関しての読みの深さを求められました。
一方で、大きな企業の経営者ですので、オペレーションの設計などの細かい業務からは長い間、離れていました。事業を具体化させていくには欠かせない設計ですので、弊社がお手伝いをします。
弊社では、コンサルティングファーム時代の私の友人や元上司から、お問合せをいただくこともあります。皆、今はエグゼクティブ、あるいはその道のエキスパートたちばかりですが、どのようなキャリアの方でも、起業が初めての場合は、苦手な分野や、考えの抜け・漏れがあるものです。
例えば、フロント業務でのキャリアが長い方は、経理や法務など管理部門系の知識が不足していたり。逆に経理や財務は強くても、コンシューマー向けのマーケティング戦略には疎かったり。
弊社では、起業家の強みを活かしながら、苦手なことはサポートし、創業までに必要なことを二人三脚で進めていきます。
ケース2: やりたいことは見えている(ステップ3「サービス設計」から始める)
Bさんの場合は、自分のやりたいことがある程度わかっており、事業の方向性も見えている状態からのスタートでした。
初めにお話をいただいた段階では、創業準備は手つかず。つまり「後はやるだけ!」の状態です。
まずは「やるべきこと」、つまりタスクを洗い出します。
大きなタスクの例としては、以下のようなものがあります。
・サービス設計の詳細化
・創業前のユーザートライアル
・会社設立の準備
・創業後に速やかに集客するための準備
これらのタスクとXデー(事業開始日)を照らし合わせて、ゴールまでのスケジューリングをします。
このあとは随時、タスクの網羅性をチェックをしながら、タスクをこなしていく日々が続きます。細かい作業に落とし込まれたタスクをこなしながら、会社名を決めたり、販売価格を決めたり、創業資金をどうするか決めたりといった大きな決断が続くこの日々は、起業家の最初の正念場でしょう。
これを乗り越えて、創業までスケジュール通り進めていけるように、弊社ではPM(プロジェクトマネジメント)をしながら起業家をサポートしていきます。
ケース3: サービスを形にしたい(ステップ4「チューニング」から始める)
Cさんの場合は、ビジネスアイデアもサービス設計も基本的には決まっていたものの、まだPMF(プロダクトマーケットフィット)前という状況でした。
B向けのテックサービスだったので、以下のようなことを検討していきました。
・PoC(Proof of Concept:概念実証)のゴールを含めた設計
・プロダクト(サービス)の機能戦略
・MVPの開発の進め方
・サービスの仕様
・販売戦略
・営業支援
・価格戦略
・チームマネジメント
・投資家への相談準備
基本的な事業の方針は決まっていて、創業メンバーもいる状態でしたので、起業家というより経営者としての相談事項に近くなっています。
これ以外にも、会社を設立するのはどのタイミングがいいか、またチームメンバーをどうやって募集していくか、なども話し合いました。
いかがでしょう。
創業支援のイメージは伝わりましたか?
創業以降の支援
続いて、すでに事業や会社が立ち上がっている状態から、IPOまでのサポートをする「創業以降の支援」についてお話しします。
![](https://assets.st-note.com/img/1681265114360-G2MW8ndkG0.png?width=1200)
弊社が「創業以降の支援」でサポートできる領域は、大きく分けて8つあります。
1. CxO支援
2. CFO支援
3. 経営企画
4. 管理部門
5. 事業企画
6. 営業
7. マーケティング
8. カスタマーサポート
企業のフェーズとしては、「設立直後」「シード」「シリーズA・B・C」「IPOの直前」というすべての段階で、企業の中にスタッフが入って直接ご支援した実績があります。
ここでも、具体的な支援の事例をあげてみましょう。どのケースも1年以上、関わらせてもらったものです。
「創業以降の支援」で過去に関わらせていただいたスタートアップは、幸いどの企業も順調に、大きく成長をなさっています。
ケース4: サービスのデリバリーを担当(シード期)
D社は設立されたばかりで、サービスも立ち上げ直後でした。
経営者の支援として、弊社は
・サービスの企画(設計・規約の作成、プライシング)
・新規事業の企画
・シードの資金調達の支援
などを担いました。
その後、資金調達もして、順調に成長を続けています。
ケース5: クライアントフェイシングを担当(シード期)
E社の場合、弊社はCVCから派遣されました。いわゆる「ハンズオン」です。
管理部門と、サービスの導入コンサルの役割を担って常駐し、クライアントフェイシングを担当しました。
・予実管理
・役員会の運営
・株主総会、決算対応
・法務
・サービスの導入コンサル(営業)
などが主な業務です。
ケース6: アドバイザーからメンバーへ(シリーズB~C)
F社には、週1回アドバイザーとして経営者と広く議論させていただく形で関わり始めました。その後、大きくグロースする直前のフェーズでは週5日、アドバイザーではなく企業にメンバーとして入り、主に以下の業務を担当させていただきました。
・経理・決算対応
・監査法人のショートレビューから契約まで
・法務
・採用(募集したポジションはCFO、管理部門系の社員、各部門のアルバイトなど)
・資金調達B、C
・カスタマーサービス部門の立ち上げ
・新規サービスのオペレーション構築
こちらの企業も、大きな額の資金調達に成功されています。
事業に関しての想い
以上が、弊社がしているスタートアップ支援の具体的な内容でしたが、いかがでしたでしょうか。
私は、最初のキャリアであるコンサルティングファームで勤務しているとき、日本にとってこれから一番大切なことは何かと考えました。
それは、「スタートアップがもっともっと増え」、その結果として「イノベーションが起きて」「もっと豊かになる」こと。
それには、まず自分がその担い手になろうという気概をもってコンサルティングファームを辞め、スタートアップに入りました。このスタートアップでは、いわゆる「ゼロイチ」(0から1を生み出すこと)、さらに「1」を「10」に拡大する経験ができました。
そこで次に自分がやるべきだと思ったのが、スタートアップをもっともっと増やすこと。
つまり、【コンサルティング】x【スタートアップ】という私の経験の強みが一番活きるスタートアップ支援だと思っています。
最後に、弊社のビジョンを紹介させてください。
弊社はスタートアップに挑戦する人を増やし、さまざまな意味で豊かな社会をつくることを目指して事業を行っています。
![](https://assets.st-note.com/img/1681264747396-1mWtlvLmdG.png?width=1200)
お気軽にご連絡ください
起業を考えている方、事業や会社について相談したい方からのご連絡をお待ちしています。
フェーズは問いません。
起業前でアイデアを温めている方、PMFを目指している方、資金調達を考えている方、事業が踊り場にあり成長戦略に悩んでいる方、事業の方向性に不安を感じているCxOの方など、多方面からご相談をお受けしています。
「創業支援」にも書いた通り、年齢も問いません。
ミドルやシニアの方でも、情熱や行動力があれば大丈夫です。
お問い合わせはホームページからでも、Twitterからでもどうぞ!
仲間を募集中
株式会社スタート・イノベーションでは、一緒に働く仲間を募集しています。
スタート・イノベーションには、2つの事業があります。
1つは、コンサルティング事業です。今回ご紹介したスタートアップ支援の他に、新規事業支援、CVC支援などもしています。
2つ目は、教育事業です。こちらは立ち上げ中ですので、ゼロイチを体験したい方にピッタリだと思います。
雇用形態は、社員はもちろん、フリーランス、アルバイト、インターンシップなど、多様な形からご相談に乗れます。
カジュアルに「話を聞いてみたい!」だけで大丈夫です。何が一緒にできるのか、お話しできればと思います。
ご相談を募集中
新規事業支援、CVC支援、スタートアップ支援、教育事業にご関心のある企業様、起業家様からのお問い合わせをお待ちしております。
ホームページ、もしくは私のTwitterへ、お気軽にご連絡いただければ幸いです。ご連絡をお待ちしております。
#仕事について話そう #ビジネス #スタートアップ #創業 #起業
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?