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【書籍】大英帝国の歴史本

大英帝国衰亡史

大英帝国とは、最盛期に世界の陸地の1/4を版図(はんと)に収め、世界人口の1/6がその域内に暮らした19世紀の覇権国。


イギリスは今や、全ての植民地(1997年香港返還)が独立し、ヨーロッパの小さな島(ブリテン島)に回帰してしまった。
しかし現在、EUからの離脱(ブレクジット)、第2次日英同盟もありうるか、と言われている。そんな時に分厚い本を買って読んだ。大英帝国って響きとか何かカッコいい。

かつては、インド(現在のパキスタン、スリランカ、バングラディッシュ、ミャンマーも含む)、マラヤ(マレーシア)、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、エジプト=スーダン、太平洋、大西洋の島々、スエズ運河。
これを、ヨーロッパの小さな島に暮らす、アングロサクソン人が統治する。
しかし、第1次、第2次世界大戦を経て、各植民地が独立し、解体していった。

一旦肥大した帝国は、覇権を維持知るために莫大な国防予算(GDPの4~5%)、反乱の鎮圧、そのためのお金、戦争の犠牲、優位を維持するために行う政策の失敗。ただ大英帝国は自ずと自覚しつつも衰退の時期を延命し、然るべき時期に後継者(アメリカ)に引き継ぎしている。

残ったものは、歴史の本に書かれている事象、博物館での戦利品、国民の威信であったり、言語であったり、そして、現在も続く、アジア~中東、アフリカの根強い、民族対立。
覇権国家の残した負の遺産処理は未だ終わらない。ソ連の残した負の遺産しかり、その遺産を処理しないといけない、後世の人間。覇権が終わるときの負の遺産をどうするのか。

大英帝国と聞いて、出てくる単語を記すと、
エリザベス1世、ビクトリア女王、英語、ジェントルマン、ウィンストン・チャーチル、アルマダ沖海戦、ナポレオン戦争、ネルソン提督、ウェストミンスター憲章、、バトル・オブ・ブリテン、スエズ運河、日英同盟、戦艦プリンスオブウェールズ、三角貿易、アヘン戦争、3C政策など。

自分で年表をパワポで図解したのがこれ。400年近くの帝国の歴史。200年かけて発展し、200年かけて衰退する。





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