〜腸と腸内細菌が健康の鍵になる〜
こんにちは。
前回の投稿では、
腸内環境の乱れは不眠症の原因になるかもしれなかったり、リーキーガット症候群を引き起こしたりなど、
様々な問題点を挙げていきました。
今回は腸内細菌に焦点を当てて、
我々の体にどんな影響を及ぼしているのかについて書いていこうと思います。
意外な真実『人体は細菌の食糧庫』
突拍子もないタイトルですが、
なんと、
腸には免疫細胞、抗体の6〜7割が集中しています。
また、100〜1000兆、遺伝子では2000万の腸内細菌が住んでいると言われています。
人間の細胞が37兆個くらいですからかなりの数になります。
『人体は細菌の食糧庫である』
また、
『細菌が人を造っている』
と言っても過言ではないかもしれません。
従来、腸は栄養を吸収して余ったカスをうんちとして出すところと思われてきましたが
実は、
うんちの1/3〜1/2は腸内細菌。
人体に有益な物資を産生し、消化吸収、解毒、除去、排泄、合成を同時に行っています。
腸内細菌たちのバランスが私たちの健康の鍵となっているわけです。
腸内細菌の働きとは
大きく分けて4つあります。
◆代謝を助ける
糖、脂質の代謝。食物繊維などの分解など
◆免疫力を司る
免疫細胞への指令、有害細菌などを排除、腸の粘膜バリア形成など
◆有用物資の産生
ドーパミンやセロトニン、GABAなどの抑制系の神経伝達物質の生成、
ビタミン類(葉酸、B2、B6、B12、パントテン酸、ビオチン、K)など
◆腸と各臓器間の通信
膵臓でのインスリン分泌
脳腸相関、腸腎相関、など
なんと腸内細菌はこれだけの役割があるんです!
もっと腸を大切に!
これだけ私たちの体は腸内細菌に依存しているという事です。
しかし、振り返ると現代の私たちの食事はそんな腸内細菌たちを痛めつけてしまっています。
グルテンやカゼイン、シュガーや香辛料、人工化合物、お酒、過食など、
様々な腸内環境を荒らしてしまう食事をしてしまっています。
これではとても重要な役割を担う腸内細菌のバランスは乱れ、様々な病気のトリガーになる可能性もあるので気をつけていきましょう!
って事で、今回はこんな感じで終わりたいと思います。
では。
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