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ハーバード式オンライン授業のコツを読んでみた

こんにちは、HLABの高田です。高校生・大学生向けの国際的なサマースクールや共に住み学ぶ教育寮など、グローバルな教育に携わりつづけてなんだかんだで9年目になりました。

コロナウイルスの影響もあり、非常に多くの企業がリモートワークや時差通勤を推奨している頃かと思います。HLABもリモートワークを推奨していますが、特に困るのは研修!毎年3月に行っていた研修合宿も安全を最優先として中止したものの、研修のやり方にはほとほと困っております(笑)

仕事の性質上、海外の名門大学の学生たちとも付き合いが多いのですが、ハーバード大学をはじめとする米国の大学が、続々と対面授業の中止を決定しました。日本では小中高校の臨時休校が続いていますが、このようなときに授業をオンラインで提供していく必要性に迫られている先生や事業者の方がとても多いのではないでしょうか。

ハーバードが授業中止を決定したのち、ウェブ上にオンラインでの授業のコツをアップしました。これを読んで、私はAccessibilityの部分に対して、まだ日本のオンライン教育ではそこまで気を使えていないのではないか?ということに気づきました。(他にも訳してご紹介したい部分は多いですが、著作権など考慮して、一部にとどめています)

リモート授業こそアクセシビリティに気を使おう

発達障害や学習障害をもった生徒、組織メンバーがいる可能性があり、その際にはそういったメンバーに配慮して研修を実施することを留意する、ということが大前提です。

上記のハーバードの資料には、障害をもっている学生に対して、講師側がそうだと必ずしも把握しているわけではないため、誰もが使えるユニバーサルな資料を提供しましょう、というアドバイスがなされています。実際、私達のまわりには本人が気づいていなかったり、気づいていても周囲に知らせることに抵抗をもっていたり、というケースがあるのは間違いありません。

そのためには、このようなTipsがあるようです(サマってます)

文字はユニバーサルなので積極的に使おう:
・文字を加えることで、各種サポート(読み上げ機能や、拡大鏡など)が使用可能
・画像を送信する場合は、代替テキストによる説明を加える
・ Zoomなどのビデオチャットを使用する場合は、理想的には書き起こしを提供する

あとでレビューできるように素材を提供しよう:
・後で復習するために、トランスクリプトとチャットのログを提供
・画像や動画を表示する場合は別途ダウンロード可能にする

アクセシブルな教材を使おう:
・HarvardX(MOOCs)やYouTubeには字幕があるので、おすすめ

講師と生徒の「手」をケアしましょう:
・アクセシブルにしようとするとタイピングの機会が増えるため、腱や肩をケア
・ちゃんと休憩をとる/とらせる

オンラインで研修や授業をやる際には、是非気をつけていきたいポイントですね。

その他、ハーバード式(?)のオンラインでの授業のベストプラクティスがまとまっているので、英語が問題ない方は是非ご覧ください。とても参考になりますよ!




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