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ウクライナ戦争と私たち
2022年2月24日、ロシアがウクライナへ侵攻を開始しました。
そこから丸1年が経過し、私なりに思うことを書いてみようと思いました。
てぶくろ
てぶくろという絵本、とても有名ですよね。私も息子も大好きな絵本です。
ウクライナ民話です。息子が好きなのでよく寝る前に読み聞かせをしますが、その度にウクライナに思いを馳せることになっています。
ウクライナとロシアって
私は大学時代、東ヨーロッパに関して研究していたことがありました。
当時(10年ほど前)の私の認識としては、
ソ連時代に共産圏として存在していたウクライナも、現在は西側の国に近づこうとしている。共産主義時代は今や歴史となっている。その歴史を今(当時)学んでいるのだ、という感覚でした。
(とはいえウクライナの専門でもなく、そもそも学部卒、決して熱心な学生でもなかったので全くの素人意見です)
旧共産主義諸国、旧ソ連の国々にも、(もちろん内政上の問題や近隣諸国とのセンシティブな国際関係は存在するものの)平和が訪れているのだ、と勝手に感じていました。
それが2022年になって急に戦争状態になる。空襲、民間人への甚大な被害、ソ連時代を彷彿とさせるような虐殺、、などの報道を目にする度に胸が締め付けられるような思いでした。
もちろん、東欧、特にロシアに接する地域に関しては完全に平和、もう戦争なんて起こりえない、みたいな状態ではないと分かっていたし、歴史的にかなり複雑な地域であるのも理解はしていました。
でも、だからといってこんな本格的な戦争をロシアのような大国が、真正面から始めるなんて想像だにしませんでした。
平和とは、つかの間の、モラトリアムみたいなものなのかもしれない。
わたしたちって
こういったウクライナの情報を目にしたり、思いを馳せたりするたびに思うのは、今日本で平和に暮らしている私たちも、決して100%安心安全なわけはない、ということです。
よく言われることかと思いますが、日本は隣国にロシア、中国、北朝鮮という何とも危なっかしい国々がある。その中でなぜ日本が安全と思えているんだろう。そんなわけないよな。ウクライナの人たちだって、ロシアが隣にいてもまさか明日戦争になるなんて思ってもいなかったはずです。
今の平和はつかの間のモラトリアムのようなものかもしれません。
今の平和
今は間違いなく平和な世の中だけれど、明日どうなるか、本当に分からないんだよな、と思うのです。
今の平和は偶然この80年間どこの国からも攻撃されてなかっただけで、その間他の国では戦争があって、次は日本なのかもしれない。
いつ、だれが、どのように間違った方向に舵を切るか、もはや予測不可能。
そのきっかけとなる出来事は案外小さなことなのかもしれない。(アラブの春が一人の少年の焼身自殺から始まったように)
今この時の平和を噛みしめながら生きていこう、と思います。
ウクライナへ思いを馳せながら。
この本の出版から数カ月、ウクライナ戦争が始まった。
ソ連側から詳細に解説された第二次大戦の独ソ戦について。非常に勉強になった。。
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