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メンタルがブレイクした話

どうもー

漫画で出会った粋なセリフをメモ帳に記録するも、

使いたい場面で全然口から出てこない山本柊輔です。

好きなセリフは、

コンプレックス持ってるやつは強いぜ。
長年お前が自分を変えたいと思ってきたその想い…
そいつはすげえパワー持ってる。
お前の力になってる。
   達海猛/ジャイキリ

です。

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今回は、

以前僕がメンタルブレイクした時の話を書きます。

今、何かうまくいかないことがあって

苦しんでいる人の気持ちが

少しでも軽くなったら嬉しいです。

途中で下書きが全部消えるという絶望を乗り越えて、

(その日の夜はさすがにスマホを投げ捨てて寝た)

なんとか書き上げました。

(弟に「メモで書けよ」と正論で殴られた。うざい。笑)

みんなの明日の活力に!どうぞ!

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【山本柊輔関東デビュー!】

大学3年生の時のことです。

2年生までBチームで下積みを積んでいた僕は、

Aチームに上がって初めての公式戦である

春の関東大学トーナメントで、

センセーショナルなデビューを果たしました。

(自分で言うな)

全国大会未経験の無名選手
vs
世代を代表するトッププレイヤー達

僕には失う物はありませんでした。

『やれるだけやってやる!挑戦あるのみ!』

という意気で何も考えずガムシャラに闘いました。

<頑張ったこと>
・オールコートでハードなプレッシャーDF
・ボールプッシュして早いバスケを展開
・ピック&ロールからアタック、アシスト

その結果、チームの流れを変えるPGとして

大学トップの舞台でプレーすることができたのです。

春のトーナメントでは関東で2位という成績を収め、

個人的にもとても充実感を感じていました。

(バスパンがまじで長い。時代ですね。)


【歯車が狂い始める・・・】

しかし、その後の秋のリーグ戦になると

僕の気持ちは少しずつ曇りがかっていきました。

プレー以外のことが頭をよぎるようになったのです。

『俺は今、あの関東1部でプレーしてるんだ…』
『相手チームからはどう思われているんだろう』
『あの選手に比べたら、自分は…全然ヘタクソだ』
『もっと完璧にプレーしないとダメだ』

こんな風にプレー以外の余計なことを

考えてしまうようになったのです。

その結果、試合前になると

色々な感情が自分の中をぐるぐると回り続け、

気付いたら緊張するようになってしまいました。

余計なことを考えて緊張している状態では、

当然良いプレーもできません。

試合で思ったような良いプレーができず

益々余計なことを考えるようになる

という負のループにハマっていきました。

余計なことを考える

試合で緊張する

上手くプレーできない

益々余計なことを考えるようになる

最初のうちは平静を装っていましたが、

そのうち不安はどんどん大きくなり、

食欲がなくなって食事が取れなくなり、

試合前には毎回吐き気に襲われるようになりました。

当時のプレーを振り返ると

良いプレーをしている時もあったのに、

それすら自分で気付けなくなっていました。

ネガティブな感情って、

一回溢れ出すとなかなか止められないんですよね。

『何のためにバスケをしてるんだろう』

『試合に出たくない。プレーするのが怖い。』

そういう感情にどう対処していいかわからず

心も体も限界を迎えていた僕は、

リーグ戦の途中でアシスタントコーチの方に

『今の自分はこういう状態で
良いプレーが全くイメージできません。
チームにも迷惑をかけるので、
僕を試合に使わないでください。』

と試合に出られない旨を伝えました。

それまで頑張って勝ち取ってきたポジションを

自ら明け渡してしまったのです。

あの時の自分は、

プレッシャーから逃げるしかなかった。

完全にメンタルがやられていましたね。はい。

(↑これは大学の食トレでやられている時です🍙笑)


【心に刺さったままの不発弾】

その後、試合に出なくなったおかげでプレッシャーから解放され、

心も体も徐々に回復して元気になっていった僕ですが、

僕の代わりに試合に出始めた後輩PGが頭角を現し、

そのシーズンは試合に出られなくなりました。

次のシーズンになっても、

前シーズンの挫折がどこか頭の片隅に残っていて、

いつ爆発するかもわからない不発弾が

ずっと心に刺さっているような状態でプレーしていました。

最上級生という責任も背負っていた僕は、

思い切ったプレーに挑戦することもできず、

どこかバスケを楽しめないでいたのです。

結局、スタメンだったPGの先輩が抜けた後も

自分は最後までスタメンで試合に出ることはできず、

控えのPGとしてラストイヤーを過ごしました。

インカレで優勝し、日本一になった時も

どこか不完全燃焼さを感じていた僕は、

プロの世界に行ったら、
もっと自分に自信を持ってプレーしたい
バスケットボールを楽しんでいる姿を
応援してくれる人達に見せたい。

と思うようになり、

そのためにも

メンタルを正しくコントロールする方法を学ぼう

と行動を起こし始めました。

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『あの時試合に出続けていれば…』

この話を聞くとそう思う人もいると思います。

しかし、もしあの時試合に出続けていたら

心にもっと大きなダメージを負っていたかもしれません。

最悪メンタルが壊れて

『もう一生バスケはやりたくない。』

となっていた可能性だってあります。

もしそうなっていたら、

B1でプレーする事も海外でプレーする事も

知らないまま僕のバスケ人生は終わっていました。

…人生は不思議なものですね。

(26歳がうるさい)

『あの時試合に出られなくなるくらい

追い詰められたのも何か意味があったんだな』

と、今ではそう思っています。

試練は何のために与えられると思う?
もっと強く大きくなるためだろう? バガボンド

(漫画のセリフ出ましたね。笑)

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【メンタルを強くするために】

どうしたら試合で緊張せずベストを発揮できるのか

その答えを見出すために、

僕は2つのことをしました。

①メンタル強化のための学びへの自己投資
②ひたすらトライ&エラー

具体的には以下のような感じです。

心理学系の本をとにかく読み漁る
トップアスリートや指導者の方の
 本・コラム・インタビュー
をとにかく読み漁る
メンタルが強いチームメイトの話を聞く、
 行動を観察する、とりあえず真似してみる
月1回パーソナルコーチをつけてメンタルサポート(2017-18シーズン)
メンタリストDaiGoのニコニコチャンネル
 (月540円)に登録し、2年近くほぼ毎日見る
パーソナルコーチと年間契約し、メンタルサポート(2019-20シーズン)

メンタル強化と自分の成長のために

プロになってからの4年間で

数百万円というお金を自己投資してきました。

そして、学んだことを試合や日常生活で試したり、

トップ選手の自論を自分に当てはめて考えたり、

良い精神状態で活躍できた試合は

どんな準備をしていたのか

ノートにメモし続けました。

こうして研究して試行錯誤を重ねた結果、

ある答えに辿り着きました。

①メンタルには正しくコントロールする方法があり、
それは後天的に身に付けることができる
②今の自分の状態に1番合っている
メンタルコントロールの方法を
常に探し続け、更新し続けることが大事

『メンタルが強い奴は、生まれつきメンタルが強い』

という偏見にしばられていた自分にとって、

この発見は本当に大きかったです。

この事に気づき、

正しいメンタルコントロールの術を

1つ1つ実行していくことで、

僕はプロの試合の中で

緊張や不安を力に変えられるようになったのです。

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不安に打ちひしがれ一度は逃げてしまった僕ですが、

その後立ちあがり行動を起こしたことで

バスケットボールを楽しめるようになり、

より高いレベルでもプレーできるようになりました。

今何かうまくいかないことがあっても

きっと乗り越えていけると思います。

大丈夫です。人は何度でも立ち上がれます。

一緒に頑張りましょう。

次回、
僕がプロ選手になってからの4年間で見つけてきた
不安に打ち勝つ方法を紹介していきます。
お楽しみに。


最後まで読んで頂きありがとうございました😊

是非いいね👍の方よろしくお願いします!

気に入って頂けて良かったです☺️これからもよろしくお願いします。