僕らがやりたいことではなく、
4年制大学を卒業し、今年の4月から新潟県聖籠町にあるサッカー専門学校『JAPANサッカーカレッジ』でスポーツビジネスを学んでいます、22歳の専門学生です。僕が日々の中で感じたことを、不定期で書いています。
だいぶ前に書いたこちらのnote。
新潟県の十日町市と津南町を合わせた地域、
”越後妻有(えちごつまり)”と呼ばれる地域で行われている『大地の芸術祭』。
実はこの『大地の芸術祭』、
女子サッカーチームを持っています。
その名も『FC越後妻有』。
「ん?芸術祭が女子サッカーチームを持っているってどういうことだ?」
ふと疑問に思いました。
気になって大地の芸術祭のホームページを覗くも、
その疑問を解く答えは見つからず。
そしてこの疑問を解いてくれたのは、
大地の芸術祭を運営する『NPO法人里山協働機構』の代表であり、大地の芸術祭の生みの親、原蜜さん。
こちらのnoteにも書いたように、8月に実際に大地の芸術祭に触れてきました。ありがたいことに、その時に原さんからお話を聞く機会がありました。
『大地の芸術祭』の舞台である新潟県十日町市と津南町は、稲作を中心に農業が盛んな地域です。
そして越後妻有地域も例外ではなく、
農業の人手不足が問題になっているそうです。
原さんはこの問題を解決すべく、
他の地域から若者を集め、そして農業の担い手を確保する手段として、女子サッカーチームを作ったそうです。
地域にとっては、農業の新しい担い手の確保が可能になり、
選手にとっては、仕事をしながらプレーを続けられる環境が与えられ、
お互いにWin-Winの関係が成り立っています。
「僕らがやりたいことではなく、地域の人に対して意味のあることを」
原さんがおっしゃっていた言葉です。
原さんのこの想いが『FC越後妻有』を作り、大地の芸術祭を大きなものにしているのだと、お話を聞いて感じ取ることができました。
最近ではFC越後妻有のメディア露出も増え、
その取り組みが社会的にも評価されてきています。
そんなチームを作り上げた方に直接お話を聞く機会をいただけて、とても貴重な体験だったのだと、最近になって実感しています。
ちなみに、
TwitterやInstagramの投稿についている
#おじいちゃんおばあちゃんの笑顔を創り出す
このハッシュタグがとても素敵だなと思っています。
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地域課題を解決する手段としてサッカーを活用する動きは増えてきていると感じます。実際に、私が通っているJAPANサッカーカレッジの授業では、様々なクラブの方からご講義いただいていますが、そのような考え方をよく耳にします。
それはサッカーというスポーツが持つ様々な側面が、地域課題の解決や新たなコミュニティの創出に寄与できるからだと思います。
そんなことを知れる・体験できる環境にいることに感謝しながら、これからも学んでいきたいと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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