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【緊急事態】大丈夫かリバプール!選手ファーストを考える

先日、サッカー日本代表🇯🇵がパナマ代表🇵🇦と対戦し、1−0で勝利しました。エースナンバー10を背負う南野拓実選手(リバプール/イングランド)が獲得したPKを自ら沈め、勝利を引き寄せました。メキシコ戦での活躍も期待したいですね。

さて、その南野選手が所属するイングランドプレミアリーグのリバプールFCが緊急事態に陥っています。

なんと主力選手にケガ人が相次いでいます。その数実に9人!

DF
フィルジル・ファン・ダイク(オランダ代表)
ジョー・ゴメス(イングランド代表)
ジョエル・マティプ(元カメルーン代表)
トレント・アレクサンダー=アーノルド(イングランド代表)
アンドリュー・ロバートソン(スコットランド代表)
MF
ファビーニョ(ブラジル代表)
ジョーダン・ヘンダーソン(イングランド代表)
チアゴ・アルカンタラ(スペイン代表)
アレックス・オックスレイド=チェンバレン(イングランド代表)

さらに、エースであるFWモハメド・サラー(エジプト代表)の新型コロナウイルスの感染も発表され、トップチームの半分近くが離脱している異常事態です。(2020/11/18時点)

特にDFラインは、レギュラー全員が離脱している緊急事態です。
そのため控えメンバーでもDFラインを補充できず、U−23のチームから補充するという形になっています。

選手を見てもらえば分かる通り、どの選手も代表に呼ばれている選手です。ただでさえ過密日程と批判をされるプレミアリーグと、代表の試合をこなすとなると、日程は超過密になり、十分な休息はとれません。

一方、代表選出されている人数が少ないチーム、つまり中堅・下位チームは十分な休息が取れ、コンディション調整ができます。

さらに交代枠の減少も影響しているでしょう。
交代枠の減少については、こちらの記事を見てください。

この記事で書かれている通り、交代枠3人というレギュレーションは代表選手を多く抱えるビッグクラブにとっては厳しいルールです。

本来、レギュレーションを含むルールは、リーグの進行を助けるだけではなく、選手を守るためにも存在しているはずです。

それが今季のプレミアリーグでは機能していないと言っていいと思います。
選手のコンディション調整やメディカルはクラブ側の十分な体制が求められますが、このレギュレーションではクラブ側に非はないでしょう。


そしてこれは遠く離れた国の問題では無く、僕らの足元にも転がっています。

高校生・大学生などの学生スポーツです。
これは12/31に開幕する全国高校サッカー選手権の組み合わせと日程です。

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ちょっとびっくりしませんか?

全ての試合が中1日〜中3日で試合が進められるのです。2回戦と3回戦なんて休息日なしです。

もし1回戦から決勝まで勝ち進んだ場合、
大会12日間で試合日が6日、
2日に1回のペースで6試合をこなすということになります。

そして何より、選手のバックアップ体制がプロよりも劣る環境で、プロよりもハイペースで試合を行うという矛盾が起きています。

これでは将来の才能を潰しかねないと思うのです。

プロだけではなく育成年代も、選手ファーストで大会が行われる必要があると感じます。


いちサッカーファンとして、良い選手のプレーを見たいし、
若い選手の成長を楽しみにしているサッカーファンもいると思います。

サッカーが面白い・楽しいスポーツであるために、選手ファーストを忘れてはいけないと思うのです。









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