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卑弥呼伝 第二章

【帝王としての資質】

*1600 文字

 さて、徐々に帝王としての資質を現しはじめた卑弥呼でございました。

必要なことは、誰かから学んだというよりも、ひたすら天之御中主神に祈りを捧げているうちに、自然と卑弥呼の脳髄に浮かんできたものを頼りとし、

一つ浮かんでは一つ試し、そしてまた修正しながら、一歩ずつ一歩ずつ統治の資質を現してまいりました。

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