【Art Project 2020】おまたせ!さいたま国際芸術祭2020再開発表!持続可能なアートの場を「さいたま」から!
「さいたま国際芸術祭2020-Art Sightama」は、当初、2020年3月14日に映画監督の遠山昇司ディレクターによる「花ーflower-」をテーマに「市民参加型の芸術祭」をコンセプトに開催する予定で準備を進めてきましたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から2回の延期を発表しておりました。
昨日(2020/09/23)様々な困難を乗り越え、一部内容変更をし、再開のアナウンスをすることができました。
これまでご支援、ご協力を賜りました皆様に改めて深く御礼申し上げます。
そして、
「Sightama Art Center Project-さいたまアートセンタープロジェクト-」(以下、SACP)も始動します。
SACPは生活都市さいたまで、市民や来場者自身のライフスタイルに合わせた「アートへ参加する習慣」をつくりだすプロジェクトです。
遠山ディレクターのテーマ「花ーflower-」を受け、
SACPではプログラムの合言葉を「日常讃花」と定めました。
その思いは、「日常生活の中で起こる様々な出来事の肯定」です。
「近くにいつもと違う自分でいることができる場所」や、「自分と異なる目線で物事を感じることができる機会」や、「様々な考え方や生き方をする人たちとの交流」をSACPでは生み出したいと考えています。
そしてそれらは、日々起こる様々な出来事への、しなやかな強さ・レジリエンス(resilience)を育む一助となると考えています。
SACPでの経験が、日常生活を送る中での彩りや勇気に繋がれば嬉しいです。
さらに、SACPでは、ニューノーマル(新しい生活様式・ウィズコロナ)に合った芸術祭の形やシステムを構築する機会を創造することが求められている状況下で、感染症対策を講じ、安全・安心の場づくりを徹底します。また、プログラムの運営を通して、参加作家と来場者のアイデアや意見を交換しながら考えるプログラムを展開していきます。
行政主導の大型芸術祭によるアートの場づくりそのものもアップデートが必要になっている昨今。多角的な視野、知恵を集め、様々な議論を交わし実践していく時間や場を参加者と共につくります。
9月はプログラムは以下の3つを開催します。
2020/09/25 (金)19:30 - 21:00
金曜日の芸術学校:「ウィズコロナ時代のアートの場づくりを考える① 」
コロナ禍に直面した国際芸術祭を考える
コロナ禍に直面した「さいたま国際芸術祭2020」のディレクターとして考えていることや感じていることを共有します。「新しい生活様式」への切り替えと併せ、コロナ禍で一変した生活の中でも市民が文化芸術を享受する機会とアーティストの表現の場を絶やさずに継続できる芸術祭のあり方とはどのようなものなのか。意見交換をしましょう!
講師:遠山昇司(さいたま国際芸術祭2020ディレクター)
予約こちら→https://peatix.com/event/1628470/view
2020/09/26 (土)16:30 - 18:30
土曜アートチャレンジ:芸術祭ナビゲーター養成講座(全3回)
「さいたま国際芸術祭2020」の作品のナビゲートをしてくれるスタッフの養成講座です。作品を来場者に楽しく・分かりやすく伝えるためのポイントを共有します。基本、全3回の講座(9/26・10/3・10/10)を受講してください(1回の参加でも可能です)。受講後は、来場者に向け、作品ナビゲーターとして芸術祭の現場で、ナビゲートをしていただきます。
講師:石上城行(彫刻家・埼玉大学准教授)
予約こちら→https://peatix.com/event/1628474/view
2020/09/30 (水)19:30 - 21:00
深呼吸する水曜日:「A New Normal」小林未季
トークイベント・映像作品公開
2020年3月15日。コロナ疲れを感じている人たちの心が穏やかになるお手伝いをしたいと思い、「A New Normal」が生まれました。シンガーソングライター、作曲家として活動する小林未季の表現する、”新しい日常(New Normal)”。コロナ禍での、十数名のアーティストとの共同制作の舞台裏に迫ります。
出演:小林未季(シンガーソングライター・作曲家)
予約こちら→https://peatix.com/event/1629046/view
10月のプログラム
2020/10/02 (金)19:30 - 21:00
金曜日の芸術学校:ウィズコロナ時代のアートの場づくりを考える②
「芸術祭ってなんだ?さいたまの現場から考えよう!」
さいたま国際芸術祭2020の先行プロジェクトとして2019年8月から展開している「さいたまアートセンタープロジェクト」。これまで、さいたまならではの「芸術祭」を模索し、実践していく場として機能してきました。本講座では、1895年から行われている世界最古、世界最大の国際芸術祭であるベネチアビエンナーレから国内、国外の芸術祭の歴史を概説し、それぞれの目的や役割などを整理します。その「眼」を共有した後、さいたまの現場を眺め意見交換をしながら「芸術祭」を考えます。
講師:浅見俊哉(SACPコーディネーター)
予約こちら→https://peatix.com/event/1629057/view
2020/10/3 (土)16:30 - 18:30
土曜アートチャレンジ:芸術祭ナビゲーター養成講座②(全3回)
「さいたま国際芸術祭2020」の作品のナビゲートをしてくれるスタッフの養成講座です。作品を来場者に楽しく・分かりやすく伝えるためのポイントを共有します。基本、全3回の講座(9/26・10/3・10/10)を受講してください(1回の参加でも可能です)。受講後は、来場者に向け、作品ナビゲーターとして芸術祭の現場で、ナビゲートをしていただきます。
講師:石上城行(彫刻家・埼玉大学准教授)
予約こちら→https://peatix.com/event/1628475/view
2020/10/07 (水)19:30 - 21:00
深呼吸する水曜日:ウィズコロナ時代のアートの場づくりを考える③
これからのパフォーミングアーツの展開を考える vol.1
コロナ禍により、劇場での作品の発表、鑑賞方法について再考が求められています。どのように安全・安心を確保し、作品を共有する場所をつくることができるのか。本講座では、これまでSACPに関わってくれたアーティストとともに、ウィズコロナ時代のアートの場づくりを考えていきます。
出演:DamaDamTal(パフォーマンスユニット)
予約こちら→https://peatix.com/event/1629063/view
2020/10/09 (金)19:30 - 21:00
金曜日の芸術学校:ウィズコロナ時代のアートの場づくりを考える④
「エアーさいたま国際芸術祭」の取り組みを考える
コロナ禍に直面した「さいたま国際芸術祭2020」。会期延長、再開の見通しがなかなか見出せない中、サポーター有志が自主的に4/1~5/17の期間中「エアーさいたま国際芸術祭」をオンラインで展開した。その取り組みを牽引した2人のサポーターの動機やアイデアを共有し、ウィズコロナ時代のアートの場づくりを考えます。
講師:森久憲生・植森侑子(さいたま国際芸術祭2020サポーター)
予約こちら→https://peatix.com/event/1629071/view
2020/10/10 (土)16:30 - 18:30
土曜アートチャレンジ:芸術祭ナビゲーター養成講座③(全3回)
「さいたま国際芸術祭2020」の作品のナビゲートをしてくれるスタッフの養成講座です。作品を来場者に楽しく・分かりやすく伝えるためのポイントを共有します。基本、全3回の講座(9/26・10/3・10/10)を受講してください(1回の参加でも可能です)。受講後は、来場者に向け、作品ナビゲーターとして芸術祭の現場で、ナビゲートをしていただきます。
講師:石上城行(彫刻家・埼玉大学准教授)
予約こちら→https://peatix.com/event/1628478/view
2020/10/14 (水)19:30 - 21:00
深呼吸する水曜日:ウィズコロナ時代のアートの場づくりを考える⑤
これからのパフォーミングアーツの展開を考えるvol.2
コロナ禍により、劇場での作品の発表、鑑賞方法について再考が求められています。どのように安全・安心を確保し、作品を共有する場所をつくることができるのか。本講座では、これまでSACPに関わってくれたアーティストとともに、ウィズコロナ時代のアートの場づくりを考えていきます。
出演:takanori niimura+みきたまき(DamaDamTal)
予約こちら→https://peatix.com/event/1629097/view
2020/10/16 (金)19:30 - 21:00
金曜日の芸術学校:ウィズコロナ時代のアートの場づくりを考える⑥
「教育×アート」編
教育現場とアートはどのような関係を築き、それぞれの領域を横断できるだろうか?本講座では、「教育とアート」をキーワードに精力的な活動をされている講師の方々のアイデア溢れる実践事例を元に、これからのアートの場づくりについて意見交換をしながら考えていきます。
講師:小西悟士(埼玉大学教育学部付属中学校美術科教諭)
菖蒲澤侑(文京学院大学人間学部児童発達学科助教)
中西麻友(NPO法人芸術家と子どもたち 事務局長)
予約こちら→https://peatix.com/event/1629085/view
プログラムの詳細は以下のリンク「SACPシラバスvol.4」をご覧ください。
配布している「SACPシラバスvol.4」は芸術祭延期期間中の芸術祭に関わってくださった方のコロナ禍で感じたことの寄稿文をメインに構成されています。テキストを読んでいただいた方と、現在も続く、未曾有の状況を共有し、今後につながるアイデアを一緒に考えられれば嬉しいです。
皆様のプログラムへのご参加を心よりお待ちしております。
これまでの「さいたまアートセンタープロジェクト」を中心とする芸術祭への取り組みについては以下にまとめてありますのでご一読ください。
関連リンク
●芸術祭延期中のプログラムの取り組みについて
●招聘作家:遠藤一郎さんとの制作について
●ヒアシンスハウスでの作品制作について
●さいたまトリエンナーレ2016について
この記事が参加している募集
⚫︎写真作家・造形ワークショップデザイナー ・キュレーター・「時間」と「記憶」をテーマに制作。2012年〜ヒロシマの被爆樹木をフォトグラムで作品制作 ●中之条ビエンナーレ2019参加アーティスト ●さいたま国際芸術祭2020 市民プロジェクトコーディネーター