岩田俊太朗

東京学芸大学蹴球部GKコーチ/和魂SC /サッカーを愛しています⚽️/

岩田俊太朗

東京学芸大学蹴球部GKコーチ/和魂SC /サッカーを愛しています⚽️/

マガジン

  • 深める程面白い exercise psychology

    • 28本

    大学で学んでいる "運動生理学"についてのマガジンです。 学習のメモ用としてまとめていますが、健康・筋トレ・パフォーマンスに繋がることも多いと思うので是非ご覧ください。 出来るだけわかりやすい言葉で、専門用語を噛み砕くように説明できるように努力しています。 ゆるーく更新していきます。 "体育学部で学ぶとはこういう事だよ(1例)"という事を示す事ができたら嬉しいです。 一緒に学んできいましょう!

最近の記事

球蹴りじゃなくてサッカーしよう

昨日は月末でスクールがお休みだったので 仕事を終えて学芸の方にまたトレーニングをしに行きました。 昨日は後期から携わってくださっている 岩政コーチのセッション 練習後に 「ルールや制限があるなしによってもっともっと柔軟な発想をもってプレーして欲しい」 「君たちがやるのはサッカー。ただ人がいてボールがある球蹴りじゃないよ」 という話がありました。 本当にその通りだなぁと 思った次第で JFAが提示する年代ごとの関係性 ・自分とボール ・自分と相手とボール ・自分と味

    • 欲望にまみれたストライカーと操り人形のストライカー

      久しぶりの投稿になりました。 U11チームを今年一年担当している自分にとって大きな大会が一つ終わり 寂しい気持ちとゆっくり選手育成について考える時間になったな〜 もっと個々に目を向けて考えていきたいな〜という気持ちが 同時にきている感覚です。 大会翌日に自分的にはいつも刺激をいただいているつくばのグラウンドでの練習試合でした。 あるFWがボールを受ける、受けようとする、という準備がなかったシーンがあり 自分的には譲れない部分で開始3分ほどで交代してその部分の指摘をしたところ

      • 子々孫々 紫志尊々

        子々孫々 末代まつだいまで、ずっと。 子孫の続く限り延々と、子孫のそのまた子孫までという意味。 「子孫」を重ねて強調したことば。 (goo辞書より) 東京学芸大学蹴球部の部員ブログの 「紫志尊々」のモチーフになった言葉です。 最近の話 元興国高校の内野先生のクリニックの見学や 松本拓也さんのクリニックを受講させてもらったり 自分が普段関わっている現場じゃないところの 様子も見ることが出来ました。 どちらも当時の教え子達とスクールを進めていたり 久しぶりに再開した教え

        • サッカーセンスを磨く

          センス = 感覚機能 感性 (直訳) 感性→ 氣付き(言い換えると) サッカーセンス → ピンチとチャンスに氣付く →上手くなる方法の氣付き 「センスがある」  = 「氣付きが多い、氣付きがある」 また指導者の大先輩であり師匠である方 (弟子として認めて頂いているかはわからない) から有難い言葉をいただきました。 サッカーセンスを磨きたい 指導を始めた頃から、大学生に対しても小学生に対しても思っていたこと ただ、それを具体的にどうすれば良いか どういう事が「サッカ

        マガジン

        • 深める程面白い exercise psychology
          28本

        記事

          真面目にやってさえいれば...

          自分がモンテディオ山形のジュニアユースにいる時に、クラブハウスの中に貼ってあった。 ポスターとか、スローガンとかじゃなく 普通の白のコピー用紙に印刷して貼ってあっただけだったが、なぜか記憶に残っている。 思い返せば自分はおそらく「真面目に取り組んでいる」と言われるような事が多かったのではないかと思う。 ・人よりも練習に早く来て ・人よりも遅くまで自主練習をして ・人の話を聞き ・言われたことをすぐに理解できる など要約すると「真面目だ」みたいな部分を評価してもらって試合に

          真面目にやってさえいれば...

          サッカーはエモーショナルだからこそ世界一人気のあるスポーツだ

          今年も3年生の練馬区の大会 TOMAS CUP 3年が行われました! 結果は第3位🥉 みんなが全試合ファイトして素晴らしいゲームばかりでした。 どのゲームも1サッカーファンとして試合を観るのなら「もう少しみたいな〜」とおもえるゲームでした。 全てのゲームに「サッカーの勝ち負けを楽しむ会場の熱狂」があり、「結果に対して嬉しさと悔しさをみんなで分かち合う一体感」がありました。 サッカーはチャンピオンスポーツですから どんな名目で試合をしても 必ず勝ったら嬉しいし負けたら悔し

          サッカーはエモーショナルだからこそ世界一人気のあるスポーツだ

          どういう"coach"でありたいか

          名詞としての coachの直訳は"馬車" である。 teachは動詞であり 言わずもがな「教える」「悟らせる」という意味がある。 良く「指導者=コーチ」というような 意味として捉えられる事が多いけれど 指導者は英語訳を調べると最初に出てくるのは leader (導く人) である。 もちろんここに関しては、「a coach 」という英語訳も出てくるので一般的にどちらが使われているのかは、僕は英語圏で生活をした事がないのでわからない。 それでは coach とはどういう人な

          どういう"coach"でありたいか

          批判と比較と意見と発信

          大学生の頃はたくさんnoteを日記のように書いていた。 直接的に「岩田のnoteは変な事を書いている」というような事を言われたことはなかったけれど、おそらく「何を偉そうに書いているんだ」「しったかぶるな」という事を思っていた人はいたのではないかとは思っている。 最近に始まった話ではないけれど SNSで発信した事に対して批判や誹謗中傷 そこまでに行かずとも意見を書いたり、比較をしたい、という人は多く観るようになった。 例えばドリブル塾の発信に対して 「そんなのは試合で使わな

          批判と比較と意見と発信

          プレー強度を高めること

          プレーの強度 → (一般的)激しさ、強烈さ、強さ (守備)あたりの強さ、プレスの速さ、球際の強さ (攻撃)ボールの動かし方の速さ(パスワーク)、攻撃の鋭さ (ジュニアサッカー大学様より引用) プレーの強度を高くするにはいくつか方法があると思っています。 ① 精神的負荷をかけること 発破をかけて選手をがんばらせたり ピリッとした雰囲気を作ったり かなり前向きに取り組んだり 選手に対して何らかの恐怖を与えたり 精神的な働きかけはまずはプレーの激しさであったり、選手達の連続

          プレー強度を高めること

          夢の追い方

          プロサッカー選手になりたい 大体こういう夢を持った少年の親は 日本代表選手の幼少時代を調べたがる。 当然参考になることは多いと思いますが、 日本代表になるような選手は先天的にも優れた何かを持っていて、生まれ持ったとんでもない負けず嫌いさを持っている場合がほとんどなのではないか、と思います。 例えばJ3に大卒で加入する選手などの人生を追って調べた方が 一般的な少年達に対してのヒントは見つかるのかな〜という思いです。 大学サッカーに携わって選手を入れて7年目となりましたが

          夢の追い方

          GK出身だからこそ

          自分はGK出身です。 小学生の頃は地元の学校のスポーツ少年団だったのでプロのコーチから指導は受けられませんでした。 中学生の時は地元のJクラブのjrユースに入れたので、プロのコーチから指導を受けることが出来ました。しかも専属のGKコーチ。 高校大学は専業とするプロコーチから指導は受けられませんでしたが、経験のあるGKの先輩から沢山のことを学ぶことが出来ました。 社会人一年目は今は日本代表で活躍する選手と一緒にゴレイロのトレーニングをさせて貰えました。 色んな運もありながら、

          GK出身だからこそ

          学校体育の役割とは

          小学生が夏休みになり、忙しい毎日です。。 そして大学の夏休みは学芸はなんと10月の中旬まである為、そこまでは忙しい毎日が続きます。 昨日練習試合に行った小学校の隣にうんていがありました。 小学校の頃によくやって手に豆を作っていたな〜と思いながら選手達にやらせてみました。 流石にうんていが出来ないという選手はいませんでしたが(出来ない選手はやろうとしてなかったかもですが) 懸垂もやらせてみると1人だけ何回も懸垂ができる選手が!しかも小学一年生! 逸材ですね〜 関節に負担

          学校体育の役割とは

          傾聴

          今日は 傾聴講座 に参加してきました。 傾聴とは、、(コトバンクより) 傾聴とは、相手のいうことを否定せず、耳も心も傾けて、相手の話を「聴く」会話の技術を指します。意識すべきなのは、相手に共感し、信頼していると示すこと。経済産業省が「職場や地域社会の中で多様な人々とともに仕事するうえで必要な基礎的な能力」として提言している「社会人基礎力」の要素にも、「傾聴力」が含まれています。 傾聴のプロの方の話は本当に面白く、久々に大学の講義を受けているような感覚でした (授業は真面

          プロになった選手と目指していない選手の習慣の差

          今のうちに一生の良い習慣をつける事 サッカースクールの代表からよく言われる事です。 習慣とは、(Wikipedia参照) 日常の決まりきった行いのこと[2]。長い間そうすることによって、そうすることがあたかもきまりのようになったこと[3]。 (心理学用語)反復によって習得し、少ない心的努力で繰り返せる、固定した行動のこと[2]。 少ない心的努力で繰り返せる事、、 それっていうのはいわゆる無意識に意識できる、というような事ですね。 努力する習慣、コツコツ取り組む習慣

          プロになった選手と目指していない選手の習慣の差

          小さい頃に上手くなっていた事

          昨日は雨の中大学のGKコーチ業 練習後にキーパーの練習が 「正面キャッチの練習をしたい」 との要望で自分も一緒に練習。 素手で雨の日はなかなか難しいですが、基本に忠実になればしっかり掴めます。 自分はキャッチングが選手の頃から好きだった。 キャッチングは間違いなく地域のドッジボールで修得しました。 ドッジボールはキャッチしなければアウトで外野に行ってしまいますから、どんなボールも避けるかキャッチしなければなりません。 ドッジボールにハマっていたのは幼稚園の時からで、小

          小さい頃に上手くなっていた事

          話し方と伝え方と

          昨日はU10チームの練習試合でした⚽️ 普段のトレーニングは担当できないですが、試合は基本的に自分が帯同出来ることが多いです。 4年生達は本当に素直で、伝えた事を一生懸命体現してくれる人ばかりです。 技術や走力フィジカル面は劣っていそうでも、試合をものにしてきてくれるような選手達。 サッカーってこれだから面白いよな〜と感じさせてくれるような選手達です。 そんなスポンジのように吸収してくれる選手達への伝え方もとても大切で、一歩間違えればロボットの様な人間にもなってしまいます

          話し方と伝え方と