最悪な負け方をして渋谷で韓国人に励まされて泣いた話
最後まで声を出し続けた。
距離感の掴みづらいピッチの向こう側で、相手ゴール裏の歓喜が伝わる。
終了間際の致命的な失点であった。
それでも手を叩き、応援するチームの名を叫ぶことをやめなかった。
ここで折れて何がサポーターか、トリコロールのユニフォームを纏う選手達が戦い続ける限り、自分たちが諦めていいわけがない。
先月経験した柏戦での劇的な逆転劇もその支えとなっていた。
とにかくこっちまで持って来い、来い、来い、その一心で声を送り続けた。
それでも終わりはやってきた。
ピッチに