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今月もまたお金がない! 厳しい経済状況の乗り越え方【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.131】

今回のテーマは「どのようにして厳しい経済状況に向き合えばいいのか?」ということです。

経済状況が厳しければ、人生も楽しくないのは当たり前です。大切なのは前に進むことです。でも、それには苦しみが伴います。あなたも私たちも金持ちではないのですから、ここを出発点に始めていきましょう。

まずは「無防備症候群」に陥らないことです。つまり、あなたが経済的に苦しんでいようが、悲しんでいようが、具合が悪かろうが、不安、恐れを抱いていようが、どんなときでも希望を失わないことが大事なのです。

「経済的な危機」には「人生の危機」が結びついていることがよくあります。私が「人生」というのは、今現在だけでなく、どうしてそのような状況に至ったのか考えてみてほしいからです。

もしまだその段階に達していないのなら、どうしてそのような状況に至ったのか、少し振り返ってみる必要があります。

一般的に、経済問題において、再び立ち上がる助けになる要素があります。つまり、転んでしまい、落ち込み、気分が悪くなったとしても、そこから浮かび上がるための方法です。

レジリエンスの方法は一人ひとり違います。家族を支えにしたり、ユーモアに頼ったり、スポーツをして前向きになったりする人がいます。とにかく、自分に合った自分なりの方法を探してみることです。

経済的危機には人生の危機も結びついています。でも人生の危機は「再進化」に繋げることができます。人間は、生涯を通じて絶えず進化していく生き物です。もし今、このような状況に置かれているのなら、自分自身の人生において、「再進化」を図ることができます。そうすることで、自分の人生において重要でないことから離れるのです。

強迫観念を捨てること

見栄を張って、自分を偽る都市生活のなかで、私も間近でそれを見てきました。ときには、車をやめるのも悪くないかもしれません。自転車で充分です。

私たちは物質的なことで気持ちが散漫になってしまい、本当に大事なことを忘れてしまいがちです。経済問題が自分のどの部分に一番影響を及ぼしているのかを考え、それに対して一貫性を持って、建設的に取り組むことです。

まずは、強迫観念をコントロールすることです。経済問題は長いあいだ頭を悩ませて離れません。ですから、そこから頭を切り離すのです。これはとても重要です。友達とおしゃべりしたり、踊りに出かけたりしてもいいでしょう。

強迫観念のせいで、身動きが取れなくなってしまうのです。目の前で起きている状況の責任は自分にあるかもしれませんが、決して罪があるわけではありません。なぜなら、多くの場合、経済問題は私たちとは関係のない、社会的不公平など外部からやってくるからです。

でも、中期的視点を持って前に進むことには、自分に責任があります。罪悪感は麻痺を引き起こします。苦い思いを抱かせ、家に引きこもって泣く原因となるのです。対照的に、責任感は考えることを促してくれます。この違いは、大きいでしょう。

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