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世界中のブランドからラブコール! 大坂なおみが引っ張りだこのワケ【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.61】

スポーツブランドはもちろん、メットガラからサラダのチェーン店まで、ありとあらゆる場面でテニスの女王の姿を目にするようになった。なぜ今、多くの企業が大坂なおみのスポンサーになりたがっているのか。

大坂は現在、あらゆる商品とコラボしている。「ビーツ」とはヘッドフォンを、ナイキとはアスリージャーウェアを開発し、「リーバイス」とはデニムを作った。

一方ドレスはというと、アメリカと日本に拠点を置くブランド「アディアム」とデザインし、「フランキーズ・ビキニ」では水着のコレクションを手がけた。

米「フォーブス」誌によると大坂は、2019年5月から2020年5月にかけて、女性アスリートの年収(賞金、スポンサー収入を含む)としては史上最高の3740万ドル(約40億円)を稼いだ。

マックの宣伝はしない

大坂は2020年、スウィートグリーンの株主になると同時に、同社初のセレブスポンサーになるという契約を結んだ。スウィートグリーン創設者のナサニエル・ルーは、「大坂が個人的に関われる形にしたかった」のだと話す。

大坂はブランド・パートナーシップについて、自身の考えをこう説明する。

「自分が本当に信じているものを代表することが、私にとっては大切なんです。たとえば、自分が本当に食べているもの。だから自分が口にしないマクドナルドやコカ・コーラの宣伝は絶対にしません。でもスウィートグリーンのサラダは3日に1度は食べます。こういうことって誤魔化せないと思うんです。嘘をついていると、必ずバレますからね」

大坂を支える姉の存在

2020年9月、大坂は全米オープンで、黒いマスクをつけてブラック・ライブズ・マター運動への連帯を示しながら優勝した。企業スポンサーの視点からすると、これは1つのターニングポイントだった。あるスタンスを取ることで、大坂のブランド価値は上がったのだ。

そのあと間もなくして、大坂は姉のまり(25)がデザインしたマスクを売るため、ハイセンスな人たちのための不要品販売サイト「ベーシック・スペース」とタッグを組んだ。

まりは大坂のブランド・パートナーシップの多くに関わっている。たとえば、リーバイスが近く発表する限定コレクションのように、大坂がデザインする服のスケッチをまりが手伝っている。

「私は絵がとても下手なんですが、姉はそれを上手に見せてくれます。姉には読み取ることができるんす。姉が私の考えを理解するときに、言葉を必要としないことすらあります」と、大坂は話す。

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