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CASIO計算チェック電卓 D-250

 計算履歴を見られ、検算もできる電卓。確認している範囲で3種類。
D-200
D-250
 機能は同一。外装が異なる。計算履歴は100件。
D-260
 計算履歴を150件にしたもの。

 現在は、履歴を300件に増やし、履歴参照機能を強化し、平方根キーを廃した、MJ-120,DJ-120になっている。

 チェック/アンサーキーは、1回目と2回目の計算の答えを表示する。合致しているか目視できる。CASIO検算電卓と異なり、合致してもOKの表示はない。
 オートレビューは、履歴を約1秒間隔に表示していく。訂正は、履歴内容の訂正。三角印のキーは、手動で履歴を見られる。履歴表示は、循環している。

 この三角印の履歴表示キーと、訂正キー、メモリキーとGTメモリを駆使すると、繰り返し計算(簡易プログラミング)ができる。

(例題)
X円の消費税8%と10%の差額を求めよ。

(電卓の操作)
AC,X(適当な数値),××,1.1,M+,1.08,M-,MR

19,800円の場合、履歴表示キーで左上の履歴番号01を表示させる。

訂正キーを押し、19800と入力し、訂正キーを押す。
上の履歴表示キーを押す。

差額が表示される。

次に、別の金額を求める時は、下の履歴表示キーを押す。

すると履歴番号01に戻る。

それぞれの税込み金額を見たい時は、履歴表示キーを押す。

 同じ計算式を数値を変えて計算できるから、キー操作も手間も減る。
 現行機種のMJ,DJ120も平方根キーがない以外は、このような繰り返し計算ができると思われる。

 計算チェック電卓は、計算履歴を記憶できるのを利用し、算数で習う公式を、一般電卓の操作の手順に組み替えて、入力させ、数値を変えて繰り返し計算をさせられる。
 半円の円の面積、円周も、公式から、一般電卓での操作手順を考え、書き出して入力。求める答えが得られるか実行させる。これもプログラミングの一種。

 プログラミング教育で使われる、Scratchなど寄木細工式は、関数電卓なみの計算もできる。ただ、絵や図形を表示、動かしたりするのに向いている仕様であるから、公式から数量、数値の変化をみるには別の言語や関数電卓、またはMS-Excelの選択肢もある。

 とは言っても、関数電卓や、Scratch以外は小学生にとって敷居が高いと思われる。

2000円前後で、計算チェック電卓が手に入るから、これでプログラミングの初歩をさせてはいかがだろう。ネットにもつながらないから、SNSに気を取られず、学習にも集中できる。子供が興味を持てば、算数が楽しくなるのは言うまでもない。

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