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自立の決め手は「自分を知る」こと

「自立したいんですけど、何をしたらいいですかね?」
「その質問が、あなたの自立を遠ざけていますよね」

どうも、さいさんです。

☆ まずは種を探そう

地域おこし協力隊の全国研修では、インサイドアウトに関して以下のようにマーケティング的解説をしました。

うちの流派では、この自分の願いと誰かや地域、社会のニーズが出会った(重なった)部分をSEEDs(シーズ・種達)と呼んでいます。

この種をいっぱい見つけ、いっぱい育てる。
そして、その中で最もマネタイズに向いている芽を見つける。
そこへ、一気にエネルギーを注いで開花させる!

それが、起業あるいは小商いと呼ばれるマネタイズの王道です。


☆ 失敗あるあるの自己満足

よく失敗する人に見られるのは、自分が出来る事から考え始めるパターン。つまり、まず失敗を避けようとする回避フォーカス優位のマインドセットが引き起こすケースです。あるいはこういうアドバイザーが多いんですよね。特に行政機関や大学のそれっぽい支援室とか相談員みたいな人だと。

これの何がいけないのか?というと、
失敗その①が、自分が今出来ていて、自分のやる気もまずまず。
けれど、誰も求めていないものに取り組んでいる状態。

これって「趣味」でいいんですよね。趣味。

好きな事、得意な事をお金にしようとして失敗する人は大体ここです。
資格があるから、たまたま素人よりはましなレベルにあるから。
そんな理由ありきで、誰かに貢献しようという意識がない。
となると、ありがとうという顧客からの感謝の対価(お金)を頂くことが出来ないわけです。

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例外は【偏愛】で、世界の上位数パーセントになるようなアーティストであったり、アスリートであったり、職人であったり。突き抜けた才能を必要とするお金持ちの誰かが、パトロンのように現れたりするケースです。
フェラーリ社とかは、数少ないこのパターンの会社だと思います。

ついでにこの失敗ケースのあるあるをお伝えすると「技術(サービス)は負けていない」とか「劣っていない」とかいう人ですね。

そもそも商品やサービスが誰かの劣化コピーだろみたいな話が多いですし、突き抜けていないから優位にならないんだし、突き抜けてもいないのに顧客を無視したエゴの商品やサービスばかり押し売りしてるから、顧客があなたと関係性を続けようとは思ってないんです。

まずはそこを受け入れて、成功事例とか夢のようなアイデアとやらを探しているあなたは要注意! 以上!

☆ 失敗あるあるの自己犠牲

で、失敗その②が、自分が今出来ていて、誰かの役には立っている。
けれど、本当はそんなことはやりたくない状態。
これはすぐに脱出したほうがいい状態といえるでしょう。

会社で病んでいくタイプに多く見られるパターンです。
まじめで一生懸命。だから、大抵の仕事は引き受け、努力をして相応の形にして、報酬は大なり小なり得ています。

けど、ずっと心が泣いているんですね。

本当はこんな仕事はしたくない、こんな生き方をしてくのは嫌だ。そんなあなたを消耗させるだけの組織やチームからは離れる方が賢明です。

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僕の知っているケースでも、外向きに口ではいいこと言っているんだけど、内向きでは女性の職人さんを採用しておきながら「見習いだから」とインターン扱いにして半年も無給状態でこき使っていたり、新規事業の契約が事前合意まで進んだのに、合意した本人が調印前日に「もっと利益が欲しい」と言い出して契約をご破算にしたりという社長がいました。そこそこ最近。

そんな裏表のある人や組織の近くでは、幸せにはなれないんですよ。

特に成長Mindset の人はこうした難題にもつい取り組んでしまうので、こういう場にいると日本の貴重な成長Mindset 人材が疲弊していってしまいます。こうした人材喪失が、この社会の損失になり、この国全体が危険状態に向かっている。その根本要因の一つといえるでしょう。


☆ 鍵は「好奇心」

では、こうした状況を回避する為には何が重要なのか?
その鍵となるのが「好奇心」です。

「自分の活動(仕事・行為)には価値があると信じている」
「興味を持って仕事を楽しめている」

こんな時に人は最高の仕事を達成しやすくなります。

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日本という国では、ほんの数十年の間に「仕事は我慢」「心を殺してお金が対価」「人生という時間を捧げて老後(年金)を得る」という考え方が支配的とすら言える状況をつくってきました。受け身で、従順な機械の部品としての社員、民を要求してきたクズなリーダーがとても多かったのです。

ですから、彼らの作った環境下では「主体性」や「創造性」が発揮できるわけもありません。
にも関わらず、彼らの自己正当化バイアスで「社員個人の問題」「国民意識の問題」にするから繰り返されてしまいます。

この春に公開された「フォードVsフェラーリ」では主人公らの創造的チームに対し様々な嫌がらせを繰り広げ、最後には勝利の栄光も搾取したフォードの経営陣が描かれています。

彼らの姿は今の日本の会社の縮図のようですし、実際にフォードでは創業時からずっと高給と相反して離職率の高い状態が続いていました。
失敗②の状態を続けることで従業員を潰していたのです。
そしてついには、こうした経営者達によって世界最大と言われた自動車メーカーが倒産の道へと突き進んでいく事になります。

今の日本でも同じことが起きないと誰が言えるでしょうか?


というわけで無料版はここまで。


続きの有料版では、コーチングや企業1on1セッションで実際に使っているより具体的な方法、考察に触れていきます。

今日の参考文献はこちら。


ハイディ先生の教科書ですね。青と赤でもう買いましたか?
こちらの赤い方では、成長すること、やり抜くことの基本がわかりやすく解説されています。

ではでは!

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