見出し画像

熱い思いを持った人材を増やすためには??

自分は今、CFAという民間学童保育を運営しているNPO法人にインターン生として関わらせてもらっています。そこで、学生中心の新しい事業を引き受けさせてもらうことになりました。今、自分と合わせて二人でその事業に向け、企画構想をしている段階です。具体的な事業の内容については、このnoteで進捗状況とともに随時発信していけたらと思っております。

さて、今日は事業を一緒に運営していくパートナーと電話で3時間ほど話をしました。
実は僕らは出会ってまだ3週間ほどしかたっておらず、初めましての状態から企画構想をしています。ただ、これは個人的な感想ですが、本当に良いパートナーに巡り合えたと思っています。恥ずかしくて本人に直接なかなか言うことができませんが、本心でそう感じています。出会って3週間、直接会ったのはまだ2回しかありません。しかし、なぜかずっと前から知っていたような気がします。それだけ自分の感覚ではフィーリングが合います。よくよく話を聞いてみると、その子は音楽をやっていたり、美術系に興味があったりと、野球一本で小学生から高校生までやってきた自分と比べると共通点はないように感じます。しかし、ずっと飽きずにお互い話し続けることができます。二人とも話すことが好きであるということも要因の一つとしてあるのかもしれません。ですが、私は、お互いに熱い思いを持っていて、そこに何かしらのシンパシーがあるから話をしていて楽しいと感じるのかもしれない、それこそが一番の理由なのだと感じています。熱い思いを持っていたり、真面目な話を真剣にすることができる人にこの若い時期に会うことができたのはとても幸運だと思います。いつも思います。自分は運のいい男です。

その子と最近は自分たちのルーツについて話します。ほぼ雑談のようなものです。その雑談を通して、自分たちのことをよく知り、そしてそれを事業に活かそうという考えのもとでやっていたのですが、個人的には、そんな建前の理由ではなく、本心から、その子のことに興味がわいてきました。なぜ今のように自分で考える習慣がついたのか、真面目な話を真剣にできるようになったのか、他の大学生との違いも当然気になりました。ただただその子が自分にはものすごく魅力的でした。今まで自分があったことのない素晴らしさをその子は秘めていると話すたびに感じます。

大学に通っていて感じますが、大学に入って満足してしまう人が多い印象です。だから、みんな覇気がない。やっていることに対して何も思いを感じない。もちろんいろいろと考えて行動している人もたくさんいると思いますが、なかなか出会う機会がありません。大学の在り方とはこのようなものでいいのでしょうか。
そうなってしまう理由として私が考えるのは、高校までの教育にあると思います。今の教育では、子供たちが自分で考えるという習慣がないように感じます。先生から与えられたことを確実にやって、その結果が評価される。そして親も基本的に子供から離れることがない。このような状況では、子供たちの自主性がはぐくまれることはなく、ただレールに乗って、何となく周りが大学に行くからという理由でしか大学に行かなくなってしまうのではないでしょうか。高校生の段階でやりたいことが決まっていることはむしろすごいことで、決まっていないのなど当たり前だという考えもあると思いますが、それは子供の時の経験の幅が広ければ解決できることではないのかなと思います。もっと子供たちが様々なことを経験し、いろいろな感性がはぐくまれる経験をできるような教育環境にあれば、その子たちは、様々な経験を通して、自分に合うものを選ぶことができます。そういう感性を磨くような体験のできる教育システムに変えるべきではないかと私は考えます。

今、自分は、学童保育で小学生の子供たちと関わる機会をいただいています。最初はただ単純にその子たちがかわいかったので、むしろ自分が遊んでもらっているようなものだったのですが、最近はちょっと違った感覚で現場に入らせてもらっています。子供たちと接するときに、自分の思いを考えるようになりました。子供たちにはこの学童という場所でどのようなことを学んでほしいのか、どのような子になってほしいのか、親ではありませんが、ある意味では親のような責任感のようなものも感じながら子供たちに接するようになりました。例えば、子供たちがけんかをしたときだったら、どのような声掛けや対応をしてあげることが、その子たちのためになるのか、その子たちが自分で考え、自立するように促してあげることができるのかを考えます。目の前の子供たちにとってはただの遊んでくれるお兄さんかもしれませんが、もっと責任をもって接しよう、極端に言えばその子の人生すら変える可能性があることも考えながら接しています。まだまだ現場に入らせてもらう回数も少ないのですが、これからも現場に入らせてもらうことで、自分のスキルも磨いていきたいと思っています。

これは先ほどした大学の話にもつながるのですが、子供たちが小さいときにたくさんの人と接することがとても大きな意味を持つと考えています。様々な人や経験に触れる中で、自分はどんなことがしたいのか、どんな人になりたいのか、だれが理想なのか、そこが明確になるだけでも、すでに自分で物事を考え、計画し、自己管理するための第一歩を踏み出すことができているのではないかと思います。これは何となく大学に進む若者を減らすことにもつながると思います。それだけ小学校の時に様々なことを経験させてあげることが大切なのではないかと思うのです。

そんなことを今日はパートナーと話していていろいろと考えました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?