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美味しいコーヒーの見つけ方

こんにちは、Cruise Town Coffee Roasters のShunです。

今勤めているロースターが発足してから1年と9ヶ月になろうとしています。
お陰様で常連さんの方と良い関係を築かせて頂いたり、名前まで覚えて下さったりと大変感謝しております。

早速ですが、ご自身で今まで飲んだコーヒーの中で特に好きなコーヒーを覚えていますか?

僕がロースターで働いていて感じることは、みなさんの好きな国は確立しているということです。「この前買ったブラジルのお豆が美味しかったんだよね」このような事を言っていただくことが多いです。

産地を覚えている方は、それに加えて生産処理方法を少し意識するとさらに細かい好みを見つけられます。

今回お話しするのはナチュラルとウォッシュド。実は他にもありますが、まず基本の二つを知っておくとスペシャルティコーヒーを取り扱っているロースターのメニューを理解しやすくなりますよ。

↓簡単に違いを説明します↓

NATURAL PROCESSED (ナチュラル)


コーヒーチェリーを天日乾燥した後に、果肉や内果皮を脱殻してタネ(コーヒー豆)を取り出します。大量の水や大規模な設備が必要としません。果肉が付いたまま乾燥するのでその過程で発酵。フルーティで甘い香りがしたり濃厚なコクも生まれます。

WASHED PROCESSED (ウォッシュド)

気候上の関係で降雨量が多い場所で採用されることの多い精製方法。
ナチュラルとは対称に果肉を除去する。その後発酵槽に漬け込むことでぬるぬるとした粘液質を取り除きます。その後、乾燥させた後に脱殻という工程。ナチュラルに比べるとスッキリとしたクリーンな味わいが特徴です。


精製方法は優劣ではなく多様性として考えられています。そこには地域ならではのバックグラウンドがあるのでそれらを知ることもコーヒーに通じてきます。
参考文献:Iris M. Pang 『HOME GROUND』

これらの二つを念頭に入れてみるとオーダーをする時になんとなくイメージしやすいかと思います。そこに焙煎の要素が加わり、ざっくりとですが深煎りならば苦味やコク、浅煎りだとさっぱりとした酸味やフルーティーな味わいが助長されるのでコーヒー選びの参考になれば嬉しいです。

上記以外にも特殊な精製処理方法もあるので今後お伝えできればと思います。


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