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部下からの情報は自分から取りにいけ

若い頃は上司によく「なんで情報を上げてこなかったんだ?」と割とよく叱られていた。今思うと、上司に報告する基準をよく理解していなかったのだと思う。

こんな情報を上司は求めていないのではないか?、忙しそうにしている上司の時間をとったら悪いのではないか?そんなことをあれこれ考え、時間が過ぎていき、報告のタイミングを逸する。実際、良かれと思って、報告したことをウザそうに聞いていた上司もいた。

思うに上司への報連相が上手い人は、立ち回りも上手い人だと思う。だが、個々人の性格や考え方によって、報連相の仕方が決まるのもどうかと思う。

上司だってそうだろう。忙しいときに些末な報告を聞かされたり、知りたいタイミングで情報が取れなかったりでは、困るだろう。

報連相の基準は上司と部下でよく事前に話し合っておくことが重要だ。

今では自分も部下を持つ立場になった。若い頃の自分を考えると報連相がないからと言って、部下を叱ってはならないと思っている。むしろ情報を知りたければ、自分から部下に聞くべきだ。
なぜならそれは上司である自分が知りたいことだからだ。

周りには部下から報連相がないと言って、部下には言わず、不満を言っている人もいるが、そんな不満を垂れている暇があったら、早く部下に聞いて、仕事を進めればいいのにと思う。

部下からの報連相がないのは、部下がよほどでない限り、上司である自分のコミュニケーション能力を恥じるべきだと思う。

上司、部下とも仕事を進めるための役割分担であって、上司が偉いということではない。

報連相は上司が部下にマウントをとるためではない。仕事を円滑に進めるためにあるのだ。