保育における業務書類について

子どもと遊んでいるのは楽しい。保護者の方に子どもの様子をお伝えしていくことも楽しい。先生たちの人間関係は職場ごとに色々あると思いますが、うちは夫婦+1名の先生のみの小さな保育園ですので全く問題なく。これだけなら楽しくてしようがない職場です。

ですが、内部書類の整理はとても負担なのですよね(笑)。ほとんどの書類を電子化しているのですが、まだアナログな現場も多いのかと思いますので、そのような職場では本当に地獄なのだと思います。

電子化していても大変です。月案、週案、デイリープログラム、保育日誌もあれば避難訓練の計画や実施の記録、事故簿やヒヤリハットの記録。うちのような認可外保育園でも、これらのものは監査事項として準備しなければいけないものとされています。

ですが、これらのものは実際の保育には正直あまり役に立っていません。計画はもちろん大事ですが、その日の天候や出欠状況、子どもの体調や機嫌、睡眠の状況などによって最適な保育というのは変わってくるのです。うちも計画は立てますが、コロコロやることは変わります。

そして記録をしていても、本当にそれを活用しているかというと、記録をしているだけなことが多いです。計画を立てる時はもちろん活用しますが、先ほどの通り計画を立ててもその通りに実行することのほうが少ないのです。それぐらい子どものその日の体調やメンタルのほうを私の保育園では優先しています。

そうなると、何のためにこれらの業務書類を作っているのか。そのほとんどが、何か事故などが起こった時に保育園側が身を守るために作っているものなのだと思います。それはそれで大事なのだとは思いますが、保育園側が身を守ることよりも子どもに時間を割くことの方が大事なのはいうまでもありません。

これらのことに時間を割くあまり、保育者も嫌になってきます。ですので、うちの保育園ではこれらの業務書類は私が一人で担当して、ほかの先生たちにはなるべく子どもの近くにいてもらっています。計画のシェアはしますし、その日の様子はヒヤリングします。ですが、書類にしていくのは私一人の作業にしています。

それが正しいやり方なのかは判断が分かれると思いますが、保育者の離職のかなりの割合で、この業務書類に追われることがあるのであれば、その作成を担当する人を保育者と分離するというのは一つのアイディアなのだと思います。少なくともうちはそのようなやり方でやっています。

とはいえ、このような業務書類は日に日に増えていくばかりです。もう少し簡素化してもらえるといいのですが。

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