必要なときに取説を探すのが面倒な人や、写真を撮って取説を処分してた人には「トリセツ」アプリをおすすめしたい
去年、二酸化炭素濃度計測器を買った。
コロナ禍で対面講座をやるときに「少しでも受講生の方に安心してもらおう」と思ってのことだ。
「たまには自宅でも使ってみようかな……。」
この計測器は定期的に手動リセットが必要な機種で、外など換気の良いところでリセット作業をおこなってあげないと正常に働かない。安い分、まあまあ手のかかるやつなのだ。
しばらく使ってなかったのでリセットを行おうと思ったけれど、どうやってやるか思い出せない。確か、なんかとなんかのボタンを一緒に押すんだったけど、どれだっけ。
取説を確認すればいいんだけど、それが面倒くさい。
「……あ、こんなときこそアプリ使えばいいんだ!」
ちょっと前に『トリセツ』というアプリを知ってインストールしたばかり。
そのことを書いた記事はこちら↓
持ってる製品をアプリに登録しておけば、スマホで取説が確認できるというもの。さっそく目の前にある計測器をひっくり返し、裏に書いてあった型番をアプリに入力した。
取説を取りに行くのって地味に面倒
じゃないですか?
わが家の場合だと、リビングの真ん中辺りから取説が収納されてる場所まで約20歩。
数にしてみれば「たった20歩」なのかもしれない。これが20歩じゃなくて10歩だったらめんどくさくないかというと、たぶんそういう問題じゃない。
取説を取りに行くのがとにかく地味に面倒だ。
情報をアナログ(=紙)で管理することの最大のデメリットって、その情報が置いてある場所までわざわざ行かないと見ることが出来ないことだと私は思ってる。
これに共感できない人は、たぶん性格的にマメな人やフットワークが軽い人、じっとしているのが苦手な人だ。「行けば済むことなのに」と言われると「おっしゃるとおりでございます」と言うしかない。
でも、こと片付けのような日常的なごくありふれた行為においては、この手の「地味にめんどくさい」レベルのハードルこそが侮れない。
スマホと取説、どっちがすぐ取りにいける?
スマホアプリで取説を管理できるメリットは、上で書いた紙の取説のデメリットのようにわざわざ取りに行く必要がない点だ。
「でも、スマホだって家の中でいつも肌見放さず持ち歩いてるわけじゃないから、取説を取りに行くのとスマホを取りに行くのと変わらなくね?」
これまたおっしゃるとおりでございます。
確かにそのとおりなんだけど、スマホの場合はそのままどこかに置きっぱなしにすることこそあれど、どこか奥の方にしまいこむ、なんてことはないはず。
いっぽうで、取説はそんなに普段使うものじゃないから割と使い勝手のよくないところにしまわれがちだ。
この、置き場所の違いは地味に大きい。
もし、紙でもデータでも使い勝手に大差がないのなら、できるだけめんどくさくない方法がいいよね。
自分でデータベースを持つ必要があるか
家の中にある紙の情報をデジタル化して整理するときのスタンダードは、「写真を撮って(もしくはスキャンして)本体は捨て」だ。形のあるものを写真に変えることで嵩(かさ)が減る。
ただ、写真を撮ったりスキャンしてのデジタル化で目に見える物の量は減るけれど、データをしまっておくのに自分のリソースを使うことには変わりはない。スマホだってオンラインストレージだって容量に限りはある。
「トリセツ」アプリの場合、公式サイトを見ると「関連ページを参照することができる」とある。
「トリセツ」アプリの場合、結局はメーカーの公式サイトにある取説を参照するのだけれど、それをブラウザからダイレクトにやるかアプリを介してやるかの違い。持っている製品を一度アプリに登録しておけば次からの参照がしやすくなるのがアプリのメリットだ。
取説のような一般的な情報は、自分でデータを持っていなくても「参照」という手法をうまく使うことで、家庭内のデータ管理はもっともっと楽になると思う。
***
最後に。
取説の管理で悩んでる人にはオススメのアプリです。
あ、アプリで管理してるからと、取説と一緒に保証書まで捨てないようにしてくださいね。
保証書は保証期間内(大抵は購入日から一年)は取っておくようにしてください。万が一の故障のときに役立ちますから。
サポートありがとうございます。いただいたサポートはパソコン買い換えの資金にしたいです。 ↑ パソコンは買い替えちゃったんで、頂いたサポートは循環させるべく別のサポートに使わせていただきます(推しに貢ぐ、ともいう・・・)