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わかっているつもりだった「子ども目線」を学んだ話

先日、何気なく読んで感銘を受けた記事があります。STORYのライター・星 花絵さんが、川嶋あいさんに行なった取材記事です。(近い内にリンク切れすると思います。その際はSTORYのwebサイトから探してみてください)

私はあいのりを見ていた世代ですので、もちろん川嶋あいさんのことは知っていました。しかし、生い立ちなどは一切知らず、こちらの記事を読んで初めて知ることばかりでした。

心に深く感じながら読ませていただいたなかで、特に心に突き刺さったのが、川嶋あいさんが語った下記の一文です。

実子とか施設の子とか関係なく、子どもにとって大切なことは、小さいときにどれだけ目の前に自分を守ってくれて愛してくれる人がいるか。

出典:上記URLより

私自身、子どもが生まれてから視野が狭くなり、周りのことよりもまずは我が子のこと、自分たちのことばかりを優先していたように思います。「それは自然なこと」かもしれませんし、「子どもにはそれぞれ保護者が付いているから大丈夫でしょ」とも思っていたのですが、川嶋あいさんの言葉をきっかけに、もっと多くの子どもを愛せる豊かな心を持つ大人になりたいと感じたのです。

自分の子ども、親戚の子ども、友達の子ども、同じ地域に住む子ども、同じバスに乗り合わせた子ども、買い物中に見かけた子ども、横断歩道で一緒に信号待ちをしている子どもなどなど、全員が自分に関係のある子どもなのだと気づかせてもらいました。

この帰結は、もしかしたら川嶋あいさんのメッセージや元記事のテーマとは少しズレているのかもしれません。それでも、「どれだけ目の前に自分を守ってくれて愛してくれる人がいるか」という子ども目線を大切にしようと思ったのです。

では、私は具体的に何ができるのだろうと考えた結果、せめて私の視界に入っている間は、目の前の子どもに愛情を注ぐとともに、安全を守ろうという結論に至りました。

小さい子が外を一人で歩いていたら、大丈夫かな?と立ち止まってみたり、ショッピングセンターで一人ぼっちの子を見かけたら、迷子かな?と疑ってみたり。子どもの周囲を警戒する、何かが起こった瞬間に動き出せるように準備しておく、そんな当たり前のことを常に実践し続けようと改めて思いました。

また、親戚や友達の子どもに会ったら、大人ではなくその子の話や想いを聞いてあげたり、一緒に好きなように遊んであげたり、あなたはみんなに愛されているんだよという気持ちを少しでも伝えられるように心がけたいです。

そんなことを考えて日々を過ごしていると、毎朝小学校の前で旗振りをしている保護者の方々を見て、たくさんの子どもを守っていて偉いなあと感心します。もちろん保育士さんや幼稚園教諭の方、学校の先生、施設の先生、児童館の職員さんなどなど、みなさん本当に立派だなと感じる毎日です。

ほかにも、電車で乗り合わせた赤ちゃんをあやしてくれる大人もいれば、子どもに優しく話しかけてくれるファミレスの店員さんなどもいますよね。子どもを守ったり愛したりする方法は、私が目を向けていなかっただけでいくらでもあるのだと思いました。

私もそんな風に、子どもたちを守り愛する一員になれるよう頑張ろうと感じた次第です。

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