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続々・国際スポーツのルール変更;体が小さい方が有利な競技の採用

走り高跳びのような高身長選手が明らかに有利な競技に、「ハンデ戦」部門を導入してはどうでしょうか?
という提案をしました:

この記事にめいさんからコメントをいただきました:

小さい方が有利な競技が無いことが不思議です。考えつかないですが😆

めいさんからいただいたコメント

これは面白い! せっかくボールを投げていただいたので、考えてみました。

幼稚園/保育園や小学校の運動会の競技にヒントは隠されています。こうした場では、『かけっこ』のように体格にめぐまれた児童が当たり前のように勝ち、そうでない児童は負け続ける、という競技ばかりでは面白くないからでしょう。
例えば小学校1年生では、4月生まれに比べて3月生まれは当然平均身長も体重もかなり小さく、早生まれ児童のハンデキャップは相当なものになります。

障害物競走の中に、《体が小さい方が有利》な関門がいくつかあります。

ハシゴくぐり

ご存じ、コース中の地面にハシゴが横向きに立てた状態で置いてある定番の関門です。競技者は狭い枠の中を進まなくてはならないので、大柄な選手は大変です。

土管くぐり/トンネルくぐり

コース中の地面に設置されるプラスチック製などのアーチ型トンネル。この円筒の中を匍匐ほふく前進するわけなので、小柄な方が絶対有利!

網くぐり

コース中の地面に網が広げて置いてあり、網と地面の間を進みます。この競技は体格の大小どちらが有利か議論のあるところですが、網はけっこうしっかり張った状態で設置してあることが多く、小柄な方が有利と思われます。

どうやら、『くぐりモノ』が多いようです。
障害物競走の定番障害として、このほかに、麻袋、平均台など多種ありますが、小さい方が有利とはいえませんね。
まあ、いろいろ混ぜて公平性を担保する方向性もありますが。

既存の競技で小柄な選手が多いのは:

競馬・馬術

競馬は重量制限もあり、騎手は軽い方が有利ですが、国際競技としての馬術には体重制限はないようです。ただ、馬術も騎手が軽い方が馬への負担は小さいのは自明であり、実際、小柄な選手が多いようです。

フィギュアスケート

ジャンプの高さを競うのではなく、例えばひとつのジャンプの間にどれだけ体を回転させるかなど、いかに自在に体を操るかが決め手なので、軽い方がいいのでしょうね。

スケートボード

これもフィギュアスケートと同じ理屈でしょうね。

新競技の提案

さて、本題:
・体が小さい方が有利な競技
に戻りましょう。
それはやはり、『くぐりモノ』でしょう。

例えば次回日本の都市が夏季オリンピックを主催することになったら(個人的には、もうそんなことに税金を投入する時代ではないと思っていますが……)、東京の『柔道』、ソウルの『テコンドー』のような主催国提案競技として、

くぐりモノ競走

でどうでしょうか?

要は、ハシゴくぐり、トンネルくぐり、網くぐりなどを組み合わせた障害物競走です。これを『日本の(『小学校の』はカット!)伝統競技だから採用したい』と言い張るのです。
この3種類だけでは単調だというならば、ジャングルジムの内部のくぐり抜け(上を乗り越えるのは不可)やフラフープの輪のくぐり抜けなど、くぐり抜けなら何でもアリ、にすれば良い。麻袋も、従来の使い方は中に入ってジャンプして進むのが一般的ですが、底も抜いて、くぐり抜けすることにすれば良い。途中で『大繩』で何回かジャンプする障害を混ぜるのも悪くない。

《小柄が有利》というだけでなく、ビジュアル的にもかなり面白いレースになり、網くぐりでの一発逆転などもあり、観客ウケ間違いありません

……うーむ、日本人選手をはじめ、アジア系が大活躍しそうだなあ!

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