人生における「選択」の放棄
普通の人間は、朝起きてから夜寝るまで…様々な「選択」をしなくてはならない。
「朝食は何を食べるか?」
「どの服で外出するか?」
「お昼ごはんは何を食べるか?」
……etc
それらのうち、いくつかの「選択」を放棄した人たちがいる。
例えば、故【スティーブ・ジョブズ】は洋服の選択を放棄した。
「黒のタートルネック・ジーンズ・スニーカー」で、同じものを何着も持っていてそれを着回していたと言われている。
故【金子哲雄】さんも同じスーツを何着も持っているのをテレビで見たことがある。
あと…誰か忘れたけど、ある企業のトップの人の昼食は決まって「シーチキンのおにぎり」と「何かのおにぎり」で、それを(出勤する日は)毎日食べているそうだ。
*決まった服
*決まった食事
*決まったお店
「あれこれ考えない」「ルーティーン化する」ことで、そこから生まれる時間だったり脳のリソースをビジネスに割く…というのが理由らしい。
服に関してはちょっと分かる気がする。
俺も…同じものを数着は買わないけど、決まって『ユニクロ』だから。
素体がそもそもなので、オシャレを楽しもうとはあまり考えたことがない。
自分に似合う服を選ぶセンスがまるでないから(苦笑)。
ゆえに、機能性が高い『ユニクロ』の服であれば、ある程度は大丈夫だろう…という選択の放棄に至ったわけで。
ただ、食事については選択の放棄をしたくないな〜と思う。
シーチキンのおにぎりは美味しいけど、毎日ってのは…飽きるし、何より「新たな発見」が無い。
「あそこのお店の@@ってメニューが美味しかった」とか。
バブル期で言う「パンナコッタ? ティラミス? ナタデココ?」みたいな。
選択を放棄することで時間を短縮することは出来るかもしれないが、その分、人生の楽しみを失っているような気がしてならないんだよね…。
二郎系のラーメンも確かに美味しいが、時には家系ラーメンだったり、博多豚骨だったり…色々味わった方が、自分の中に様々なデータが溜まっていくと思うんだけどね…。
そこで新たな味覚の発見があるかもしれないし。
まぁ、ファッション好きな人から見れば、俺の『ユニクロ』コーデ一択も同じようなことかもしれないけど。
でも、食事のチョイスとか…そんな数秒の選択時間を破棄して獲られるものって何なんだろうなって思う。
「ジョブズみたいで何かカッコいいから」とか思っているんかな?
個人的には、もうちょっと人生を楽しんでもいいんじゃないかな〜って思う。
…みたいなカッコつけ発言をしているが。
逆に「ある程度」はルーティーン化しないと、俺のような優柔不断はダメかもしれない…と思うこともしばしば(苦笑)。
「10分歩いてあっちのスーパーに行けば、もっと安売りしているかもしれない…」
「でも、そっち行ってる間にこの商品は無くなってしまうんじゃ…」
と考えながら路上をウロウロしている時間なんて、究極の命の無駄遣いじゃ。
こっちの菓子パンが10円安い…けど高くても好みの惣菜パンを買うべきか…で5分ぐらい真剣に悩む時があったり。
もうちょっと「こういう状況に陥った時はAを選択する!」みたいな仕組み化しないと、今後さらに無駄な時間を遣うことになりかねない。
人生って難しい。。
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