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【愛】が生まれた日?

 先々週ぐらい…。
 地元の飲み仲間と飯を食べた際、「ほぼ記憶の無い3次会」で”とあるBAR”を利用した。
 そこでは…

カウンターに座った記憶
2000円を払った記憶

 が薄っすら残っているくらい。
 (その後気付いたら布団の中だったしw)
 ショップカード領収証があったので「お店、やっぱり行っていたんだ」と認識出来たわけだ。


 で!
 先日、『ガスト』でソロ1次会を堪能した後、「記憶のある2次会」として再びそのBARを訪れてみることに。

 階段を下りお店に入ると、カウンター6席とテーブルが2つ…というこじんまりとした店内には、テーブル席含め9人程の常連がいた。
 とりあえず、そのカウンター席の端っこに陣取りハイボールを注文。
 記憶がある状態で、色々とお店を分析し始めた。


 渡辺直美さんみたいな…明るくてパワフルな女性のマスターが1人で切り盛りしているのだろうか?
 他にアルバイトらしき人は見当たらなかったので多分そうだな。
 (先週の俺のこと、覚えていたらしいw)

 常連同士は顔見知りが多いようで、グループの来店でなくとも「久しぶり!」みたいに話し込んでいる人たちが数組いる感じ。
 俺はまだ2回目(ほぼ初回)で慣れていないせいか「疎外感」をちょっと感じた。
 なので、手持ち無沙汰でマスターに話しかけようとしても、ドリンクやら料理やら…。
 そして他の常連さんの相手やらで忙しそうだ。

 店内ではレコードの音楽がかかっていて、終末になるとミュージシャンが来て生ライブをやったりするらしい。


 で!! 一番気になっていたのは…

この店の料金形態は?

 ということ。

 テーブルにメニュー表が無く、カウンター奥の黒板にオススメが何品か表示されている程度なので、何がいくらか全く分からず不安…。
 なので、マスターに声をかけてメニュー表を見せてもらった。
 ここで、ようやくハイボールが600円だということが発覚。
 今回、それを2杯飲んで1200円…。
 請求金額は1600円。
 つまりは

400円のテーブルチャージ料金

 がかかっていたことになる。
 なるほどな〜、ここはチャージ有のお店か。
 前回は、2人(?)で来てハイボール1杯(?)で

(酒600円+チャージ400円)×2人

 だったんだ…。
 ようやく2000円の領収書の謎が腑に落ちた。
 (機嫌が良くて多分奢ってた分)


 そういえば…以前に足繁く通っていたイタリアン系のお店はノーチャージで、加えて90分1500円でワイン飲み放題!
 「コスパ最高!」ってことで、そのお店へは週2〜3回のペースで訪れ、結果的に現在も仲良くしてもらっている飲み仲間と店内で親しくなったわけで。

 ここはチャージ有か…うむ〜。
 そもそも、何で「テーブルチャージ」なんてもんがあるのかをググッてみると…

 チャージがある理由としては

1. 店の「敷居」を上げる!
2. お金を取りにくいサービスへの補充

 というのが主な目的のようだ。


 お金を出し渋る(俺のような)貧困層は、目に見えないサービスにお金を払うことに対して嫌悪感のようなものがある。
 「なんで席に座るだけで400円とか1000円とか取られるんだ?」と。
 ゆえに、テーブルチャージがあることで、ある一定の【客層フィルター】を設けて、お店へ入ることへの心理的抵抗感を作り出しているようで…。
 確かにそうかも。

 まぁ…居酒屋などで「テーブルチャージ(=席料)」と称して金を取られた挙げ句、わけわからない『おからの和え物』みたいな「お通し」や「突き出し」を出されて「好みじゃないんだよね…食えないじゃん…」となって残すよりはお金だけ払う方が良いのかもしれないが。
 (フードロス削減のためにも)


 あと、お金を取りにくいサービスについては…例えば「トイレの清掃」とか「おしぼり」とか「割り箸」とか。
 そういう消耗品やサービスへの対価としてテーブルチャージがある…という意味合いも含まれているらしいね。
 だったら「テーブルチャージ」とか言うより「サービス補填金」とか言われた方が納得がいくっちゃいく。

 う〜ん…そう考えていくと「テーブルチャージ」とか「席料」という言い方が悪いんじゃないかな?
 例えば「店員へのありがとう代」とか「店への愛情募金」とか(笑)。
 なんか柔らかい言い方のが気持ちよく払える気がしてきた。


 西野亮廣先生が、時々クラウドファンディングで

「西野があなたに感謝する権利」

 というのを1万円プランのリターンに出していたりする。
 で、アンチから「宗教だ!」「詐欺だ!」と言われながらも、それが100人以上に売れていたりする現実がある(笑)。

 この現象、西野先生曰く

金持ちはTシャツとかステッカー・バッチなど物品のリターンなんか要らない。
ただ応援したいだけの人が世の中にはいる。

 ということで。
 これを鑑みて、俺的には「テーブルチャージ」はそういう方向応援の料金の名称にした方がいいと思うんだよね。

ただ席に座るだけで料金を取られる。
それを客が黙って受け入れる。

 もう、それってお店への【愛】しか無いじゃん?
 お店を応援したいから常連になって「テーブルチャージ」料金を払い続けているわけだよね?

 だったら、お店側もステルス的に請求するんじゃなく、メニューにちゃんと「テーブルチャージ」があることを表記しつつ

「今後より良い店作りのためにご協力下さい!」

 …と言われた方がスッキリ支払えるってもんだ。


 まぁ…今のところ、このBARの常連になるかどうか、ちょっと迷っている。
 まだ【愛】が芽生えていないので…(笑)。





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