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僕はなぜサラリーマンを辞めて医学部学士編入試験を受けることにしたのか?|「俺…この会社にいても定年退職した次の日絶対に後悔してるわ…」

こんにちは、国立大の医学生のシュンです。

私は数年前、医学部学士編入という制度を利用して、サラリーマンから医大生になりました。

私が現在通っている大学の名前ですが、残念ながら非公表とさせていただきます。医学部学士編入の定員は少ないので、大学名を公開したら特定され易くなってしまいますので。

現在はまだ学生ですが、将来は内科医の中でも“手技がある科”、具体的には消化器もしくは循環器内科医になりたいと思っています。

その昔、私が高校3年の時、医学部受験を考えました。

しかし“家庭の事情”から、その際は医学部を受験せずに大学の理系学部に進学、その後、大学院で修士号を取得したのちに、都内の会社でサラリーマンとして働いていました。そのため私は、一般入試をもう一度受験する“再受験”ではなく、社会人からの“学士編入”という方法をとりました。

さて、上の文で“家の事情”と記しましたが、具体的には

・ 私立の医学部の学費は払えない

・ 浪人禁止

という2つの制約があったためでした。

私立の医学部は、ご存知の通り、6年間で数千万円にもなる大学がほとんどです。公務員の父親の収入では私立の医学部の学費に加えて、当時中学生であった私の弟の学費を賄うことは困難でした。それにやはり親に負担をかけるわけにはいかないとも思っていました。

またそれに近いことですが、浪人も親に禁止されていました。それに関しては賛否両論があるかもしれません。しかし私自身は特に何も思っておらず、むしろ当然のことかなとさえ思っています。

以上の家庭の理由と、当時の私の学力では「現役」で「国立医学部」に確実に受かるとは言い切れなかったため、生物系学部に進学することになりました。

親の影響か、もともと研究には興味があったため大学時代は研究活動に勤しみました。それと同時に、生物系の知識を習得しました。

大学卒業後は大学院に進学しました。

とある大学の医学部の研究室に進学し、医師とともにとある消化器病の研究をしていました。

研究をしつつ就職活動をした結果無事に内定をもらうことができました。

その後、医者の上司と飲みに行った際に言われた「嬉しかった言葉」があります。

「俺(上司)はまた将来シュンと仕事がしたいと思っている。お前は医者になったほうがいい」

この一言は、私が大学院を卒業しサラリーマンとして働いている時も、頭の片隅から離れないものとなりました。

サラリーマンとしての生活は、充実したものでした。

しかし、「医師として社会に貢献したい」という気持ちは日に日に強くなるとともに、こう思うようになりました。

「オレ、この会社にずっといても、定年退職した次の日に絶対に後悔してるわ、、、」と

サラリーマンとしてのキャリアが浅いくせにおこがましいという意見もあるでしょう。しかし、自分自身の頭の中に芽生えた考えは自分だけのものなのです。

そのため、私は、会社が休みの日曜日に、医学部学士編入試験予備校の説明会に行ったのです。

その後、予備校に入校するまでに半年ほど期間が空きましたが、ある年の12月に予備校に入校し、本格的に医学部学士編入の勉強を行いました。サラリーマンとしてフルタイムで働きながらの試験勉強でしたので、工夫して勉強時間を捻出しました。

そして幸運にも、予備校に入校して1年以内に、とある国立大医学部医学科の学士編入試験に合格することができました。

そして、現在は医学生として、医師になるための勉強に日々励んでおります。

このように、紆余曲折あって脱サラ→医学生となった私です。様々はノウハウ、経験、体験談等があります。

今後は、それをみなさんにお伝えしていきたいと思っています。


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