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サラリーマンが医学部学士編入をめざすときの罠について|安定した生活を捨てる覚悟はありますか?

サラリーマンと学生のいちばんの違いはなんでしょう?

まさに「毎月コンスタントに収入がある」ということです。しかも家計を維持できるレベルの収入がです。

そのため、悪く言えば別に勉強をがんばり続けなくても、自分の身の安全は確保されているのです。むしろ受験勉強などに時間を割かずに…。

①毎日残業すれば収入UP
②上司や部下と飲みに行けばコミュニケーションが取れる
③仕事が早く終われば、ぐっすり眠れる

上記を考えると、サラリーマンからすれば「受験勉強を頑張る」ということの方が、自らの安定を危険にさらすという大きなリスクを負う行為になるのです。

生活とは、そもそも「安定と引き換えに、実に多くの人が自らの人生を切り売りすること」です。

安定とは副作用の無い麻薬みたいなものです。一度手に入れるとそこからもう離れられなくなり、それに人生を預けることになるのです。

もしこれを読んでるあなたが、今の状況にそこそこ満足しているのであれば、受験勉強を続けて合格をつかみ取れる可能性は低くなるでしょう。(もちろん、個人の能力等で大きく変わりますが)

一方でサラリーマン受験に限らず、何か大きなことを成し遂げた人はリスクをとっています。決して、それが正しく、皆さんにリスクを取れとは言っていません。リスクをとった結果、失敗する人もいますから。

自己啓発本などでよく聞く文言のなかで「とりあえず始めてみなさい」というものがあります。非常にいい言葉で、ビジネスなどを立ち上げようと考えている人だけでなく、多くの人にやる気を起こさせることばです。

しかし、受験勉強についてはこの言葉を実行することはお勧めしません。

私はサラリーマンの受験勉強に限って言えば
「よく考えてから始めなさい。中途半端な覚悟では合格できないから。」
と言います。

医学部編入試験でも、社会人の方の多くがドロップアウトするという現状があります。彼らの多くが「勉強時間が取れない」というのです。

そんなのは当たり前なのですよ。むしろ、それを予想できずにこの世界に身を置いたことがそもそも間違いなのです。

今のあなたに、社会人でありながら安定を捨て、受験の世界に身を置く覚悟がありますでしょうか。安定という麻薬を断ち切る覚悟はありますか?

あなたの人生です。考えに考えてみましょう。

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