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【必読】今からでも遅くない!ウクライナとロシア、何故戦争は始まり、それぞれの思惑は?

皆さんこんにちは、shunGoです!

今日、この記事を書いている2022年2月28日現在はロシアによるウクライナへの軍事侵攻の真っ只中で、連日テレビやネットで状況が変化しています。

世界中がその戦況に着目し、ウクライナ国民に心を寄せ、プーチン大統領に様々な形で怒りや制裁をぶつけています。

まずは一刻も早く戦争が終わり、ウクライナ側もロシア側も人々の命が無駄に奪われることなく、安心して暮らせる日が戻ることを祈ります。


さて、今日はタイトルの通り、今ウクライナとロシアの間で何が起こっているのか基本的なことについて解説したいと思います。

私自身は専門家でも何でもありませんが、今回起きた出来事はあまりにも衝撃的だったので自分なりに調べ、なぜ争いが始まったのか、ウクライナはどんな状況下に置かれているのか、ロシアはなぜウクライナをそこまで攻めたいのか。そういったことについて、個人的な勉強とともに皆さんにもシェアしたいと思います。

日々本当に目まぐるしく情報が更新されていくため、もうついていけなくなってしまった方も多いと思いますが、そういった方やそもそも政治には興味がないという方にとっても少しでも理解してもらえるよう解説していきたいと思います。


今ウクライナで起きていることは、近い未来の日本でも起きる可能性が少なくありません。本当に、信じられないかもしれませんが現実に日本で戦争が起きる確率は決して低くありません。だからこそ、今少しでも良いから現実に目を向けてみませんか?

それでは早速いきましょう!(^^)

①ウクライナとロシアのこれまでの関係性


まず、ざっくりとこれまでの近代歴史を振り返り、両国の関係性、敵だったのか味方だったのかについてです。

今から遡ること約30年、1991年に旧ソ連(今のロシア)は力が衰えてバラバラに解体しました。そして、それまでソ連の一部であったウクライナはソ連解体後に独立国家として新たな国家を誕生させました。

1991年より前は、ウクライナはソ連の一部であり、ソ連を中心とする同盟グループであるワルシャワ条約機構のチームの一員でした。

このワルシャワチームに対抗するように、アメリカやヨーロッパ諸国中心の同盟グループであるNATOが後から誕生します。

1991年のソ連解体とともにワルシャワチームは解散しますが、NATOチームは存続することになります。この点が、プーチンの癪に障る部分でもあります(詳しくは後述)。


ウクライナは地理的にもワルシャワチームであったロシアの西側、そしてNATOチームであるポーランドの東側にある国なので、ソ連から独立した後も少なからずロシアやポーランドなど両サイドからの影響を受けてきました。

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そのため1つの国家とはいえ、国内には「ロシアの味方だぞ!」という人々と「いやヨーロッパ諸国NATOチームの味方だぞ!」という人々に別れ、ウクライナの政権もこれまで親ロシア派と新欧州派の間で争われてきました。

今現在のウクライナ大統領であるゼレンスキーさんは新欧州派であり、2019年から国のトップとして君臨しています。

そのため、ウクライナとロシアは関係性としては敵対関係にあるわけです。


2014年にロシアがウクライナの領土であるクリミア半島を占領したこと(これは過去に交わした約束を破る行為だった)も、ウクライナとしてはロシアのことが嫌いな理由の1つです。

②なぜロシアはウクライナ侵攻に踏み切ったのか?



一方、ロシア側から見たウクライナについても話してみたいと思います。

先述の通り、ウクライナは1991年までソ連の一部であったため、ロシアとしてはウクライナのことを今でも「本当は我々の母なる土地だ」と心のどこかで思っています。そう、帰属意識があるのです。

そんなロシアですが、この国は領土が世界で一番大きく、広すぎます。オリラジの中田のあっちゃんの動画でも言っていましたが、ロシアは「広すぎて寒すぎる」国なのです。

領土が広すぎる一方で人口はそこまで多い訳ではないので、もし隣国と何か問題があった場合、他国からの攻撃に守りきれない可能性が大いにあります。

そのため、ロシアはNATOチームに加入しているような西欧諸国から攻められた時に自国を守れるように、まずはロシアの隣国との関係性を強化して自分たちの味方につけ、彼らをNATOチーム側との間のクッションとして利用したい思惑があります。

ただし、その思惑とは裏腹にNATOチームはヨーロッパ大陸のロシア寄りの国々をどんどんチームに加入させてきました。そして遂にロシアの隣のいくつかの国までNATOチームに加わってしまいました。

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ロシア的には、「やばい、やばすぎる、、隣の国まで敵チームの一員になってきている。流石に最大の隣国であるウクライナまで取られたら詰んでしまう」となり、ウクライナだけはどうしても味方につけておきたいと思っています。

しかし、そこでロシアにとって更なる向かい風が吹きます。先述した通り、今のウクライナ政権は新欧州派であり、遂に「NATOチームに入れてください」とNATO側に頼んだのです。


この行動に対しロシアは、「まさか嘘だよな。そんなことしたらどうなってるかわ分かってるんだろうな?手出すぞ?」と脅したのです。焦りや不安もあったことでしょう。

また、そもそもソ連解体によってソ連率いるワルシャワチームは解散したにも関わらず、その対抗馬として発足したNATOが今でも存在しているのがおかしいだろうとロシア側が非難していることも事実です。

案の定、ウクライナはロシアの思うようには動かず、我慢できなくなったロシアが遂に”禁断の一手”、軍事的侵攻を手段として力ずくでウクライナの機能を停止させようとしています。

③NATOはなぜウクライナの加盟を認めない?



ウクライナはNATOチームへ加入したいと要請しているにもかかわらず、NATOはそれをすんなりと承諾しませんでした。

ロシアにとっての最大の隣国であるウクライナが向こうから加入の意志を示してきた、NATOにとってこんな絶好の機会はないはずなのにどうしてでしょう?

それは、ロシアの恐ろしさ、いやプーチンの恐ろしさを知っていたからです。プーチン大統領がいかにクレイジーで、彼の逆鱗に触れた時本当に何をするか分からなかった、それがNATO加盟国にとって恐怖でもあったのです。


ウクライナのNATO加盟を認めるということは、ロシアと実質的に目の前で常に睨めっこしている状態になるということです。そんな危険な状態をプーチン大統領は必ず許さない、彼を刺激してしまいそれこそ戦争を仕掛けてくる危険性があると思ったためにウクライナのNATO加盟をいまだに認めていません。

④終わりに


いかがだったでしょうか?

誰もが2022年に戦争が起きるとは思っていなかったでしょう。

でもこれが現実なんです。私も正直まだ信じられていない部分もありますが、やはりこれは他人事ではありませんし、するべきではありません。その理由は、平和や幸せが脅かされているからです。日本もウクライナと共通点がいくつかあります。ということは、他国から軍事侵攻されるリスクもあると思います。

その時に、日本はどう対応するべきなのか、国民はどのような考えを持っているのかを国家に示す必要があります。そのために、今回のウクライナからは学ぶべきことや考えるべきことがたくさんあるように感じます。

少しでも今回の記事が役に立っていたら幸いです。


では、また!!!!!


【画像引用元】

・https://www.google.co.jp/amp/s/www.sankeibiz.jp/article/20220110-JN3XPPDIMBEUJN3VWP56BGAYF4/%3foutputType=amp

・https://eurovisionfun.com/en/2020/08/the-russo-ukrainian-war-continues-in-junior-eurovision-2019/
・https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220228/k10013504991000.html

・https://www.travel-zentech.jp/world/map/Ukraine/Map_of_Ukraine_and_neighboring_countries.htm
・https://mainichi.jp/articles/20191221/k00/00m/030/188000c

【参考資料】
・https://www.youtube.com/watch?v=1VxGJIMxB8Q
・https://www.youtube.com/watch?v=q2Imwpcm0fQ









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